- 14 / 235 ページ
「広いな~ある程度は予想していたけど食堂と言うよりレストランだ。」
机がたくさんあり、お洒落な音楽が流れているいい雰囲気だ。
感動している蓮に静岡ははなしかけた。
「じゃあ私先に座っているから買ってきていいよ。」
「ああ、ありがとう、先に食べてていいよ。」
蓮はそういって静岡は先に席にいった。
さあ何を食べようかな・・・メニューもたくさんある。
「とりあえずなに食おうかなぁ・・・」
悩んでいるがそう長くはいられない、あの子が待っているからだ。
「とりあえず好物のステーキセットでもしようかなぁ。少々値がはるが市販に比べりゃ安いもんだな・・・」
とりあえず蓮はステーキを頼んだ。
10分ぐらいしたらようやく料理が出てきた。
たぶんあの子も待っているだろうな・・・そう思いながら早足で席に向かった。
「蓮君~こっちこっち。」
静岡が元気よく手を振っていた。よくみるとまだ弁当を食べていないようだ。
「なんだ、先に食べててくれてよかったのに・・・」
「だって一緒に食べたほうが楽しいし、一人じゃ寂しいから。」
わざわざ俺を待ってくれたとは感謝しないと。しかし俺が来たからってそんなに会話が弾むもんじゃないぞ・・・
蓮と静岡は食べ始めた。
う~んうまい!結構いけるぞ・・・安い割りにはかなりうまいぞ・・・・・
決して俺は美食家ではないが、これは美味しい。うまい!いけるなあ。すると蓮は静岡の弁当に目が行った。
「その弁当、静岡さんが作ったの?」
「うん、そうだよ。あんまり上手じゃないからじろじろみないでほしいなぁ。」
下手なもんか、むしろかなりおいしそう!特にこの卵焼きの形といいつやといい常人にはまずできないであろう。
「そんなことないよ、とってもおいしそうだよ。」
ホントにおいしそう。
「蓮君は、料理とかしないの?」
「しないことはないけど、かなりヘタだよ。」
こんな他愛のない会話がどれだけ俺を幸せにしてくれるか・・・このこは絶対知らないだろうなぁ。ああ~こんなかわいい子と1年間過ごすなんて夢みたいだ。ついついにやけてしまいそうだがなんとか耐える。
「それにしても静岡さんってこの高校のこと良く知ってるよね。教室やこの食堂のいちとか知っていたし・・・俺、君に会わなかったら今でも迷っていたかもしれない・・・どうしてそんなにも知っているの?」
「だって私この学校入学する前に3回ぐらいきたことあるし、それにパンフレットもらったじゃん、あれにかいてあったから・・・」
う、パンフレットかよ。親父め~恨むぞ!おかげで大変な目にあったからな。ちきしょう!あのクソ親父めぇ!
蓮はやけくそに肉を食べた。
「どうしたの蓮君?そんなにあせんなくてもいいのに、なにかあったの?」
「いえ、こちらの問題です。」
あっという間に平らげた。まったく先がおもいやられる・・・
食事も終わりひと段落ついたところだ。しかしまだ授業までには時間がある。俺は静岡さんに聞きたいことがいっぱいある。ありすぎて迷っていた。
しかしどの質問も平凡すぎてイマイチさえない。蓮はなにを話そうかなやんでいた。すると、
「蓮君ってさぁ、そのぉ、単純に私のことどう思う?」
静岡がなにか不安そうに言う
えっ、単純にって、急にそんなことを言われても・・・そんなの俺にきかれてもなぁ決まってるじゃないか・・・・
蓮は少し戸惑いながらも
「本当に、すごく平凡な答えでごめんね、俺は単純に可愛いと思うよ。」
ああ、極めて平凡だ、こんな子絶対可愛いとか言われなれているからな・・・
「―そんなこと言われ続けてるよね、でも俺は本当にそう思っているんだ。」
こんなの人に聞かれたら何かしら誤解される。しかし蓮は本当にそうおもっていた。
はっきりいってこんなことを言うのもはじめてだ。はっきりいって反応が怖い。もっと具体的になんて言われたらどうしよう・・・
じっと返事を待つ蓮、しかし反応は意外だった。
「えっ、私が・・・」
顔を赤くしながら静岡が言う。蓮は予想外の反応にすこし驚いた。こんな言葉毎日のようにいわれつづけていると思っていた。
「―うれしい・・・」
小さい声だったが蓮には聞こえた。とりあえず喜んでくれてよかった。ホッといきをはく。
「―ほんとにうれしいよ・・・」
今度ははっきりと聞こえた。
予想以上に喜んでいる。
「喜んでくれてこっちもうれしいよ。」
蓮も笑顔で言う。
机がたくさんあり、お洒落な音楽が流れているいい雰囲気だ。
感動している蓮に静岡ははなしかけた。
「じゃあ私先に座っているから買ってきていいよ。」
「ああ、ありがとう、先に食べてていいよ。」
蓮はそういって静岡は先に席にいった。
さあ何を食べようかな・・・メニューもたくさんある。
「とりあえずなに食おうかなぁ・・・」
悩んでいるがそう長くはいられない、あの子が待っているからだ。
「とりあえず好物のステーキセットでもしようかなぁ。少々値がはるが市販に比べりゃ安いもんだな・・・」
とりあえず蓮はステーキを頼んだ。
10分ぐらいしたらようやく料理が出てきた。
たぶんあの子も待っているだろうな・・・そう思いながら早足で席に向かった。
「蓮君~こっちこっち。」
静岡が元気よく手を振っていた。よくみるとまだ弁当を食べていないようだ。
「なんだ、先に食べててくれてよかったのに・・・」
「だって一緒に食べたほうが楽しいし、一人じゃ寂しいから。」
わざわざ俺を待ってくれたとは感謝しないと。しかし俺が来たからってそんなに会話が弾むもんじゃないぞ・・・
蓮と静岡は食べ始めた。
う~んうまい!結構いけるぞ・・・安い割りにはかなりうまいぞ・・・・・
決して俺は美食家ではないが、これは美味しい。うまい!いけるなあ。すると蓮は静岡の弁当に目が行った。
「その弁当、静岡さんが作ったの?」
「うん、そうだよ。あんまり上手じゃないからじろじろみないでほしいなぁ。」
下手なもんか、むしろかなりおいしそう!特にこの卵焼きの形といいつやといい常人にはまずできないであろう。
「そんなことないよ、とってもおいしそうだよ。」
ホントにおいしそう。
「蓮君は、料理とかしないの?」
「しないことはないけど、かなりヘタだよ。」
こんな他愛のない会話がどれだけ俺を幸せにしてくれるか・・・このこは絶対知らないだろうなぁ。ああ~こんなかわいい子と1年間過ごすなんて夢みたいだ。ついついにやけてしまいそうだがなんとか耐える。
「それにしても静岡さんってこの高校のこと良く知ってるよね。教室やこの食堂のいちとか知っていたし・・・俺、君に会わなかったら今でも迷っていたかもしれない・・・どうしてそんなにも知っているの?」
「だって私この学校入学する前に3回ぐらいきたことあるし、それにパンフレットもらったじゃん、あれにかいてあったから・・・」
う、パンフレットかよ。親父め~恨むぞ!おかげで大変な目にあったからな。ちきしょう!あのクソ親父めぇ!
蓮はやけくそに肉を食べた。
「どうしたの蓮君?そんなにあせんなくてもいいのに、なにかあったの?」
「いえ、こちらの問題です。」
あっという間に平らげた。まったく先がおもいやられる・・・
食事も終わりひと段落ついたところだ。しかしまだ授業までには時間がある。俺は静岡さんに聞きたいことがいっぱいある。ありすぎて迷っていた。
しかしどの質問も平凡すぎてイマイチさえない。蓮はなにを話そうかなやんでいた。すると、
「蓮君ってさぁ、そのぉ、単純に私のことどう思う?」
静岡がなにか不安そうに言う
えっ、単純にって、急にそんなことを言われても・・・そんなの俺にきかれてもなぁ決まってるじゃないか・・・・
蓮は少し戸惑いながらも
「本当に、すごく平凡な答えでごめんね、俺は単純に可愛いと思うよ。」
ああ、極めて平凡だ、こんな子絶対可愛いとか言われなれているからな・・・
「―そんなこと言われ続けてるよね、でも俺は本当にそう思っているんだ。」
こんなの人に聞かれたら何かしら誤解される。しかし蓮は本当にそうおもっていた。
はっきりいってこんなことを言うのもはじめてだ。はっきりいって反応が怖い。もっと具体的になんて言われたらどうしよう・・・
じっと返事を待つ蓮、しかし反応は意外だった。
「えっ、私が・・・」
顔を赤くしながら静岡が言う。蓮は予想外の反応にすこし驚いた。こんな言葉毎日のようにいわれつづけていると思っていた。
「―うれしい・・・」
小さい声だったが蓮には聞こえた。とりあえず喜んでくれてよかった。ホッといきをはく。
「―ほんとにうれしいよ・・・」
今度ははっきりと聞こえた。
予想以上に喜んでいる。
「喜んでくれてこっちもうれしいよ。」
蓮も笑顔で言う。
更新日:2010-08-06 00:52:07