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第06話 [出発]

西暦2301年...

オレはグレイヴと一緒に軌道エレベーターで宇宙に上がった。

「―ぁ、あの~・・・」

「ん?どうしたんだい?紅月君。」

「なんで、宇宙になんか上がるんですか?」

「なんだ、その事か~、深刻な顔してるからどうしたのかなと思ったけどそれを考えてたんだね。」

「宇宙に上がるわけねぇ・・・今からある場所に行くんだ。」

「ある場所、ですか?」

「大きな声ではあまり言えないけど、ソレスタルビーイングの秘密ドッグさ。ドッグの中なら過去のデータを使ってキミのお父さんについて詳しく説明が出来るからね。」

そういってグレイヴは俺の顔の前に人差し指を立ててウインクをした。

―なんだか機嫌がよさそうだな?―

第06話 [出発]...

更新日:2010-06-05 20:38:29

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