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第六章:「新護の能力」

バタッ!
さっきの男が倒れる。
その後ろにいるのは・・・
雲雀さんだった。
新護も俺もとても驚いた。

新:「ひ、雲雀・・・!」
雲:「君達・・・やっぱり咬み殺す。」
ツ:「雲雀さん!
   今はそれどころじゃないんです(汗 」

ダダダダダッ!
廊下から何人かの足音が聞こえる・・・。
もう追っ手が来たのか・・・。
早すぎる到着だよ・・・。
ツナ達を逃がさなきゃ・・・。
僕の責任なんだから・・・。

獄:「10代目!何事ですか!?」
山:「ツナ!どうした?・・・って、雲雀・・・。」

よし二人も来た・・・。
逃がさなきゃ・・・絶対に・・・。
僕が守ってみせる・・・!

新:「ツナ達・・・先に帰っててくれ・・・。
   コイツと話をつける・・・。」
ツ:「え?で、でも・・・。」
新:「頼む・・・。」
ツ、獄、山、雲:「「「「!」」」」

新護の表情・・・。
とても・・・苦しそうだった・・・。
俺達は・・・断ることが出来なかった・・・。
俺達は学校を出る・・・。
新護のあの顔の意味を考えながら・・・。

やっと帰ってくれた・・・。
これで、僕の力を見る事はない・・・。
でも・・・この教室では危険かな・・・?
校庭に行こうか・・・。

―――校庭。

新:「お前達は・・・ここで倒す!」
B:「馬鹿め・・・。この数を
   お前一人で倒せると思うのか?」
C:「無謀だぞ・・・。お前はいつも失敗していた・・・。そうだろ?」
新:「絶対に・・・護ってみせるんだ・・・。」
B:「ふん・・・。全員かかれ!!」

何千人という数のマフィアが
一斉に僕に向かってきた・・・。
僕は、あの力を使うことにした・・・。
あの・・・『化け物』と呼ばれる様になった原因の力・・・。
僕は、首にかかっているある物を取り出した・・・。
敵は一瞬にして動きを止めた・・・。
僕が取り出したのは・・・純白の・・・『雪のおしゃぶり』。

B:「待てっ(汗 考え直せ・・・(汗 」
C:「そ、そうだ!こんな事して・・・どうなるか分からんぞ!」
新:「構わない・・・。ボンゴレ・・・
   いや、ツナ達を護れるなら・・・。」
B、C:「「なっ・・・!」」

もう僕には・・・悔いはない・・・。
あれをやろう・・・。
死んでも・・・構わない!!
純白の『雪のおしゃぶり』が光りだす・・・。
回りが白くなり始める・・・。
何も見えない・・・何も・・・。
でも、怖くない・・・。
誰かのために死ねるなら
・・・それで・・・良い・・・。

学校の校庭は、氷で覆いつくされていた・・・。

更新日:2010-04-10 17:37:19

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