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「じゃ反対の耳を・・・」
魅録が体勢を変えたところで
「わんっわんっわん!」
「わ!やめろ」
「きゃあ」
肉を食べ終えた男山が魅録にのしかかる。
「っだよ!おまえはもう掃除してもらっただろっっっ!」
「わんっわんっわんっ!」
男同士のにらみ合い。
格闘開始。もうだれにも止められない。
結局、夢の耳かきは片耳を残してあえなく終了。
「じゃあ、続きは学校でします?これさえあればいつでもできますものね」
(そんな!それはないだろ、野梨子。学校でなんて!)
「い、いや野梨子。も、もしウワサが広まってみろ。野梨子の耳かき目当てに
長蛇の列だぞ。いや間違いなく追っかけられるぜ!」 必死の説得。
思わず想像したのか野梨子はフッと笑った。
「・・・じゃあ、また男山の耳掃除のついでにやってさしあげますわね」
「お、おう」
(ホッ。誇張して言ってよかった。いや。実際そうなるだろうけど。
ん?もし、オレが耳かきしてもらったことが清四郎にばれたら・・・
やっぱまずいか?野梨子に口止めするか?でもなんて言うんだよ。
ふっ二人の秘密に・・・あああ~そんなこと言えん。。。)
迷って迷って魅録の口から出たのは
「・・・じゃまた明日な。今日はサンキュー」
百面相の魅録を不思議そうに見つめながら、野梨子は仲の良い(?)
一人と一匹を見送ったのでした。
魅録が体勢を変えたところで
「わんっわんっわん!」
「わ!やめろ」
「きゃあ」
肉を食べ終えた男山が魅録にのしかかる。
「っだよ!おまえはもう掃除してもらっただろっっっ!」
「わんっわんっわんっ!」
男同士のにらみ合い。
格闘開始。もうだれにも止められない。
結局、夢の耳かきは片耳を残してあえなく終了。
「じゃあ、続きは学校でします?これさえあればいつでもできますものね」
(そんな!それはないだろ、野梨子。学校でなんて!)
「い、いや野梨子。も、もしウワサが広まってみろ。野梨子の耳かき目当てに
長蛇の列だぞ。いや間違いなく追っかけられるぜ!」 必死の説得。
思わず想像したのか野梨子はフッと笑った。
「・・・じゃあ、また男山の耳掃除のついでにやってさしあげますわね」
「お、おう」
(ホッ。誇張して言ってよかった。いや。実際そうなるだろうけど。
ん?もし、オレが耳かきしてもらったことが清四郎にばれたら・・・
やっぱまずいか?野梨子に口止めするか?でもなんて言うんだよ。
ふっ二人の秘密に・・・あああ~そんなこと言えん。。。)
迷って迷って魅録の口から出たのは
「・・・じゃまた明日な。今日はサンキュー」
百面相の魅録を不思議そうに見つめながら、野梨子は仲の良い(?)
一人と一匹を見送ったのでした。
更新日:2010-06-10 12:40:57