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その日、事務所にいて帰る準備をしていた所に携帯が鳴った。

母からだった。

時計は22時をかなり過ぎ30分近かったと思う。

何かあったのかと
「もしもし…どうしたの?」と出た。

すると
「やばいね。あんたまだ店にいる?今から迎えに行くから、まだ店出ちゃダメだよ!出る時にまた電話するから」

「わかった」

…何となく「いつもの霊感だな」と思い、特に聞かずに電話を切った。

「何だろう……」
急ぎ帰る支度を済ませ、不安になりながら電話を待った。

5分ほどで携帯が鳴り、店を出た。


…でも、迎えに来ると言っても母は徒歩で来るから余計心配だったのだけど…

更新日:2010-02-24 06:48:17

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