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アコウクロ  第一章 4

少し頭痛がする・・。

極度のショックからくるフラッシュバックだった・・


「なんだ・・この痛みは・・」


ジャニスを呼んだ




『京介さん、どうしました顔色がわるいですが・・』


『あぁ・・少しフラッシュバックも大きくてな・・』


『彼女の件のですか・・?』


『あぁ・・ちぃの死は受け入れた・・だが、まだ見えるんだ・・彼女が・・』


『幻覚ですか?』


『いや違うと思う・・想像・・・そこから来るものだろう・・』


『そうですか・・・良い子でしたよね・・』


『ジャニス・・俺はしばらく旅に出る・・頭痛が酷いんだ・・・薬をもらえるか?』


『うちは薬局じゃないですよ(笑) 普通の薬でしたら市販のものをお勧めしますが・・』


『市販?フッ・・そんなんでフラッシュバックを止めれるのか?痛み止めだ・・早くしろ』


『分かりました・・ですが・・これも・・飲みすぎには注意ですよ・・』


『白か?』


『そこまでは・・ただ・・効果が・・』


『分かった・・』


ジャニスから薬を受け取り店を出た。




一度、千佳の部屋に戻り出かける準備をした



「多少の着替え」

「夕焼けの写真」

「ちぃの写真」

「ちぃの服」


今となり、一つ、一つが大切なものに感じた




携帯を出し、美央に電話を入れた・・・


「プルルル・・・」


『社長 ご無沙汰してます』


『あぁ、京介君 どうしたの?』


『あの・・お聞きした事があるんです』


『私で分かる事ならいいわよ』


『社長のとこにいた秘書の子いるじゃないですか・・』


『あぁ・・もう 辞めたわよ どうかしたの?』


『昨日、駅で見かけて・・』


『駅?あぁ・・じゃあ、実家に帰ったんじゃないかな・・』


『あぁ・・そうですか・・どこなんですか?』


『なんで?気になるの(笑)』


『いや・・元気が無かった様なんで・・少し気になったんです』


『そう・・確か・・九州の方だと思ったよ・・・』


『そうでうすか・・遠いんですね』


『京介君は今どこ?』


『東京です、実家の京都の方へ行こうと・・』


『えっ?京介君って関西の人なの?』


『はい、あっ・・そろそろ時間なんで、また掛けなおします・・』



電話を切った



「そうか・・九州か・・取り合えず・・向ってみる価値はありそうやな・・」



美央からの情報を得て京介は駅へ向かった。



駅に着く前に ウエディングサロンの前を通った・・


大きなパネルの前に、これから結婚を迎えるカップルがいた


サロンの担当だった、「めぐ」は京介に気づき軽く会釈をしながら接客していた。



京介は軽く頭を下げ、その場を立ち去ろうとした



『待って!哀川さん』


めぐが走ってきた


『結構な荷物ですけど、どこかに行かれるんですか?』


『ええ・・ちぃの生まれた所に・・』


『・・・そうです・・か・・お気をつけて・・』


『ありがとう・・』


京介はブライダルサロンを後にした・・・



ちぃの写真は幸せを与える象徴かのように飾られ 

反面、現実を拒否してるかのようにも感じた



色んな事を考えた・・




「人生に・・もし・・なんて 無いよな・・」




京介の頭の痛みが激しくなってきていた・・・





















更新日:2010-02-11 12:43:28

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