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その後はまた相談にのる日々がしばらく続いた。
そんなある日…
いつものように公園に行くと和気さんの姿はなく長男と下の子が遊んでいた。
少し待っていると和気さんがコンビニの袋を持ってきた。
サンドイッチ(ランチパック)1個とプッチンプリン6個を買っていた。
私は…

「どこ行っとったん?」
と聞いた。和気さんは…

「まだお昼食べさせてないねん。」
と言った。私は…

「えっ?!もう2時やで?」
と言った。和気さんは…

「ヘヘッ」
と笑い、長男達を呼びサンドイッチを渡した。
下の子は1個の半分も食べずにジュースばかり飲んでいた。
長男は当たり前のことだが1個ではお腹がいっぱいにならずプリンを欲しがった。
それが腹が立ったのか和気さんは急に長男の後頭部を思いきり蹴った。
長男はそのまま勢いよく倒れおでこを強打。何とも表現しづらい鈍い音がした。
しばらくおでこを押さえたまま動かなかった。
私は本気で一瞬頭の骨が割れたかと思った。私は…

「あんた何て事しとんよ。打ち所が悪かったら死ぬで。」
と言った。和気さんは…

「慣れとうから大丈夫やわ。」
と笑ったが、長男はよっぽど痛かったのだろう。しばらく泣きやまなかった。
その様子を見ていた周囲の人達は、驚いた表情でしばらく見ていた。
しばらくして長男は泣きやみいつも通り娘と息子と走り回って遊んでいた。
そして帰る頃、私は長男を呼び…

「何かあったらいつでもおいでよ。」
と言った。長男は小さく頷いた。
そして、和気さんに再度、花火大会当日の待ち合わせ時間と場所を伝えてその日は帰った。

更新日:2010-02-09 17:01:14

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身近であった実際の事件~児童虐待~