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小説

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挿絵 620*480

大きな樹が、ラビフィーをじっと見つめています。
「休んでおゆき」 ラビフィーはその声に導かれるかのように、樹の根元に
リュックをおろすとちょこんと腰を掛けました。 すると待っていたかのように
ラビフィーのカラダ中から汗が一気にふきだしてふわふわの毛が一瞬で
じっとり湿ってしまいました。
ラビフィーは家を出てから、何度後を振り返りたいと思ったかしれません。
しかし一瞬でも立ち止まり、振り返ってしまったならばパパとママのいる
あの居心地の良い家に一目散に飛んで帰ってしまいたくなる気持ちを止め
られないと思いました。だからこそ飲むことも食べることも忘れ周りをかえり
みず帰る道が分からなくなるほど家から遠く離れることだけを考えひたすら
歩き続けてきたのです。

更新日:2010-10-26 15:36:32