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小説

携帯でもPCでも書ける!

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原野イオ

 原野イオ、彼はサーカディアン・ウォッチ社の社員でありながら
サーカディアン・ウォッチを着けない。サーカディアン・コンタクトや
サーカディアン・パッチなど思いつく限りのものを勝手に試作して
は使用し、メガサーバーを混乱に落とし入れてしまうことがしばし
ばだった。サーバーがダウンすれば社会全体が麻痺してしまう。
そのため、彼は警察のご厄介になることがしばしばだった。

  それだけではない、彼は自分のパナ・スライダーに改良を重ね、
翼をつなぐラインを自在に短縮できるようにした。さらに超低空飛
行用のパナボードを足に装着し、翼と直結できるようにした。彼は
翼の下にあるカプセルを排除、身一つで、大空を飛びまわれるよ
うにしたのである。

  彼はこれをネオ・クラシックスタイルと言い。若者はイオ・ボード
と呼んで、憧れた。丁度、2000年前後に流行した、ウインドサー
フィンとカイトボードを掛け合わせたようなものだ。
それで雲海を飛行するのだから若者が憧れるのも無理はなかった。

  このイオ・ボードで個人の高速飛行が可能となり彼はそれで空
中都市を自由自在に行き交った。

更新日:2010-02-02 20:43:45