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小説

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タイムトラベラー

  そして、いよいよタイムマシンに乗る、適任者探しが始まった。
適任者の条件としては、農学に詳しいもの、時空法律学を修得し
ているもの、考古学に詳しいもの、体の丈夫なもの、であった。

  それから、様々な討議の結果、3名の候補者が選ばれた。
彼らはこれから半年をかけてタイムトリップのための訓練を受け、
適応できるかどうかを判断されることになる。3名の候補者のうち
一人は考古学者、もう一人は警視科学技術院の研究者、そして
グラナに詳しい大学助教授であった。

  訓練の半年後、グラナ対策委員会は壁に突き当たっていた。
それぞれの候補者は皆、80%条件をクリアしたのだが、想定外
のトラブルに対処する能力が、低かったのだ。

  実はタイムマシンはまだ完全なものではなく、大変リスクを伴う。
タイムトラベルの行程でトラブルの発生することが多かった。実際
何名かのタイムトラベラーが行方不明のままになっている。20年
前にタイムマシンが封印されたのも、それが理由だった。

そんな中、笹部雄飛朗はひそかに原野イオという人物に目を付け
ていた。彼はサーカディアン・ウォッチ社の技術研究員だ。

更新日:2010-02-01 20:44:00