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チェンジ‐01
ちくしょう!。
なんだってんだ!。
俺の事をバカにしやがって!。
今に見てやがれ!。
ほえづらかかせてやるからな!。
…って。
分かってる。
分かってたんだ。
俺に才能がない事なんて…。
しかし、俺は音楽でメシを食って行きたい!。
田舎でバンドをやって、地元では相当人気があった。
そして、故郷に『錦』を飾る為に東京へやって来たよ。
だが…現実は…。
俺は『井の中の蛙』だった。
思い知らされた。
しかし、諦める訳には行かない!。
絶対にドームを超満員にさせる程のミュージシャンになって、俺をコケにした関係者どもを、床にはいつくばらせてやるからなっ!。
自分の作った曲を片っ端からレコード会社に売り込んだ!。
けんもほろろに突き返される始末。
バンドメンバー募集のオーディションもすべてダメ…。
このまま俺は、バイトに明け暮れるだけで、何も残さない人生を送るのか!?。
絶対に嫌だ!。
しかし
だんだん心が折れて来た。
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
バイトが終わり、いつもと違う道を歩いて帰った。
ちょっと薄暗い路地を入っていった…。
なにかに誘われるように……。
路地の一番奥のあたりから、フンワリと灯る明かりが見えた。
「なんだ?」
俺は誘われるように、そこを目差した。
「なんだ…喫茶店か?」
客が誰もいない…。
カウンターにマスターらしき男がいるだけだった。
俺は知らないうちに『Paranoia Cafe』の中に入って行った。
ちくしょう!。
なんだってんだ!。
俺の事をバカにしやがって!。
今に見てやがれ!。
ほえづらかかせてやるからな!。
…って。
分かってる。
分かってたんだ。
俺に才能がない事なんて…。
しかし、俺は音楽でメシを食って行きたい!。
田舎でバンドをやって、地元では相当人気があった。
そして、故郷に『錦』を飾る為に東京へやって来たよ。
だが…現実は…。
俺は『井の中の蛙』だった。
思い知らされた。
しかし、諦める訳には行かない!。
絶対にドームを超満員にさせる程のミュージシャンになって、俺をコケにした関係者どもを、床にはいつくばらせてやるからなっ!。
自分の作った曲を片っ端からレコード会社に売り込んだ!。
けんもほろろに突き返される始末。
バンドメンバー募集のオーディションもすべてダメ…。
このまま俺は、バイトに明け暮れるだけで、何も残さない人生を送るのか!?。
絶対に嫌だ!。
しかし
だんだん心が折れて来た。
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バイトが終わり、いつもと違う道を歩いて帰った。
ちょっと薄暗い路地を入っていった…。
なにかに誘われるように……。
路地の一番奥のあたりから、フンワリと灯る明かりが見えた。
「なんだ?」
俺は誘われるように、そこを目差した。
「なんだ…喫茶店か?」
客が誰もいない…。
カウンターにマスターらしき男がいるだけだった。
俺は知らないうちに『Paranoia Cafe』の中に入って行った。
更新日:2010-01-20 00:04:47