官能小説

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R-18

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夏合宿

盲腸の手術を断ってまで楽しみにしていた、
兄ちゃんと一緒に行ける最後の合宿ですが、
兄ちゃんは3年生、僕は1年生。
なかなか行動を共にするチャンスはありません。
風呂は3年生が先に入り、次に2年生、最後に1年生と言った感じなので
一緒に入る事は出来ません。
部屋も学年別。食事の席も上座に3年生。次に2年生。末席が1年生と、
遠いところから兄ちゃんを見る事しか出来ません。
会議の時も、兄ちゃんは副部長なので前の席。
1年生の僕にしてみれば、実は兄ちゃんは雲の上のような存在。
でも遠くから眺める兄ちゃんも、これはこれでなかなか…。
3年生の先輩達と話したりする姿は何とも言えずりりしい。

でも、兄ちゃんは兄ちゃん。遠く離れていても心は一つ(?)
例え相手が雲の上のような存在であっても余裕があります。
余裕がないのは1年の女子・池田嬢。
彼女は、新入生歓迎イベントで司会を務める兄ちゃんに一目ぼれして入部。
一歩間違えればストーカーのような追っかけをし続け、
夏休み前に兄ちゃんに大胆にも告白。
そして敢え無く玉砕した勇気ある女の子です。
噂では未だに諦めていないようで、
暇さえあれば、兄ちゃんを、ポォ~~~っとした顔をして目で追いかけています。

1年の女子は6人いるのだけれど、
池田以外にも兄ちゃんに憧れてる女子がチラホラ。
『さっき購買部で○○先輩を見かけちゃった♪』とか
『きゃあ、そこで○○先輩と挨拶しちゃった♪』などと言う会話をよく耳にします。
兄ちゃんのファンクラブの発足です。
盛り上がるのはいいんだけどさ。
僕に『本当に先輩は彼女いないの?』とか『先輩が好きな人って誰?』とか、
『今度さとちゃんの家に遊びに行っていい?』とか五月蠅い事この上ないです。

“あーーーーー!五月蠅い!○○兄は僕のものなのっ!!”

…なんて叫びたいところですが、そうできないのが辛いところ。
また、そのような事実もないし。今のところ…。

更新日:2009-12-03 18:00:51

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『my dear brother』 R-18