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Ein Zwischenspiel (zwei)

彼は台所で包丁を持ちながら佇んでいた。

そして、彼はふと帰り道での会話を思い出す。

あいつも親がいなかったなんてな。

驚きながら、彼はまな板の上の野菜をリズミカルに刻んでいく。

プツッ―

考え事をしていたのか、彼は不注意で指を切ってしまった。

しかし、リズミカルに野菜を刻む手を彼は止めない。

まるで、手につけた傷にも気付いてないような感じだった。

数分後、部屋は香ばしい匂いで満たされていた。

真っ赤に染まった『辛そうな』料理に舌鼓を打ちながら、彼はソレを完食する。

食器を洗い場に持って行き、また机に戻ってくる。

そして、そのまま彼は疲れからか眠ってしまった。

しかし、彼はまた赴くのだろう。

収穫を求めるために―。

更新日:2009-11-10 03:37:53

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