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不思議探索、その1

俺「と、言うわけで来たわけだが」
ここは大学から三十分ほど電車に乗った、とある駅の改札前
俺「待ち合わせは駅前の噴水か…」
自分で言うのも何だが、かなり説明的なセリフを吐いてるな
アイ「おそい!遅刻よキョン!」
俺「おいおいいきなり名前間違えてるし」
壱「たぶんですが、突っ込み所間違えてますよ」
そこには先に着いている壱が居た
アイ「遅刻は罰金よキョン」
俺「…って予定より三十分も速いじゃないか」
アイ「一番遅れてきたのが遅刻!わかる?」
俺「わからん」
壱「なんかそれっぽいですね」
俺「古泉お前は黙ってろ」
壱「そうきますか」
俺は頭をかいて見渡すとそこに笹蒲もいた
俺「お前もいたのか」
笹「…」
なぜかセーラー服、なんだ?コスプレか?
もう一人は…えっと…無視しよう
佐「き、禁則事項です」
俺「俺は断じて認めんぞ」
一同は近くの喫茶店に入る
アイと笹蒲はモーニングを頼みそれ以外は飲み物を各自頼んでいた
俺「これはどう言うことだ?」
フォークをこちらに向けて口いっぱいにしたアイが上目遣いで睨んでくる
睨まなければ美人なのだなもったいない
アイ「ふひぎ、ふひぎはんはふひひはっへふははい」
俺「はいはい、飲み物飲んでから喋りなさい」
アイスティーを一気に飲み干しテーブルに叩きつける
まったく、周りの人が見てるじゃないか
アイ「不思議探索よ!不思議探索!」
俺「どういうことだ壱」
壱「私にもさっぱり」
アイ「古泉くんまでどうしたの?…まぁいいわ、とりあえず午前の組を分けるわ
。みんなくじ引きよ」
そう言うと用意していたのか爪楊枝が出てきた
俺「流したな、華麗にスルーしたな、それにしてもやりすぎだろ」
壱「完全に流されましたね、これは何か似てるからやってみたいんだと思います
よ」
俺「そういうもんか?」
するとアイは怒鳴った
アイ「ねぇキョンあんた、やる気あるの?」
俺「お、おう、悪い…俺はちなみにキョンじゃない…」
またアイは華麗にスルー
俺がくじを引くと満足そうに口角を上げ笹蒲に回す
俺のには赤い印が付いていた
アイ「たまには一人づつもいいでしょ?ほら有希。引きなさい」
笹蒲は頷くと一本引く
すると赤い印が付いている
最初から印は2つと聞いていたのでこの時点で決まった
俺「じゃあ俺と笹蒲な」
壱「では残り三人で回りましょう」
アイ「キョン、あんたしっかり探しなさいよ!」
アイは指を指し恥ずかしげもなく声を荒げている
俺「佐々木お前は喋るな」
壱「同感です」
アイ「ちょっとみくるちゃ…」
壱「?どうかしました」
佐「ふぇぇ」
アイ「みくるちゃんじゃないわね、誰よこいつ」
やはり不服だったんだろうな
「帰りお茶葉買って帰ろう…」とぼとぼと佐々木は帰ろうとしている
壱はいたたまれない様子だった
俺が頷いてやると佐々木の背中をさすり呼び止めた
壱「今日は、その…朝比奈さんの代わりにこの子でもいいと思うんですが」
アイは腕を組み佐々木を舐めるようにみる
おい、お前はさっきまで気づいてなかったじゃないか
アイ「…古泉くんがそこまで言うなら、今日だけは特別よ」
壱「ありがとうございます。では午後に」
俺「あぁ、またここで」
アイ「しっかり探すのよ」
俺「わかってるよ」
おしとやかに手を振る佐々木
なんか調子狂うな

更新日:2010-03-22 02:38:48

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