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小説

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オレは、上手くやれる。

オレは上手くやれる。


「人並みになれ」とは、オレの父さんの口グセだ。

「人並みでいい。
それ以上は何ものぞまん。
…人様に迷惑をかけず…人並みの暮らしをしてくれれば、それでオレは十分だ-。」


オレは上手くやれる。


どこの有名私学でも入れる、という誘いを家計上の理由で断って、公立としては首都圏でもトップクラス、とか謳われている県立高校に進学した。

成績は学年で常に主席。
どこの有名私学に行ってた所でほぼ同じ状況であったろう、って事は、どこの大学にでも入れる、という現在の偏差値からも推測できる。
ついでに、クラブ活動では国体の県代表に選ばれたし、推薦されて生徒会の役員だってこなしている。


オレは、上手くやれる。


いつの間にか父さんは、いつもの口グセを口にしなくなっていた。

更新日:2009-10-25 18:54:16