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起承転結

 さて、起承転結のうち、「転」から先に考えるということは前頁で書きましたが、では、「起」「承」とはいったい何でしょう? 知っているようで案外ちゃんと知らなかったりすると思います。 インターネットで調べてみました。
「起」は何となく分かりますね。物語の導入部ですから、物語の登場人物や設定を説明する部分です。ここは長くする必要は無く、できるだけその後のストーリーに引き込まれていくようなインパクトが重要です。
 次に「承」ですが、ここは物語の7~8割を占める重要な部分です。ここから本当の物語が始まります。
「転」がご都合主義に走らないように、きちんと説明をして、徐々に盛り上げていきます。
 言い換えれば、ここがいい加減だとせっかくのオチも台無しです。
「もも太郎」だと、サル、キジ、イヌを家来にするくだり、
「アガサクリスティー」の小説だと、第1~第2・第3の殺人、
「宝島」だと、「地図を手に入れる」と、「宝を見つけ手に入れる」以外全部が「承」となります。かなり長いですな。感情を盛り上げたり、楽しいことと辛いことを交互に入れると良いそうです。
 さて、話は「起」に戻りますが、説明が完全にナレーション化してしまうと、読み飛ばされてしまう確立が多いそうです。思い起こしてみると、私はそういう作品が多いような気がします。
「インパクト」大事ですね。

更新日:2009-10-24 23:41:05

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