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『そうだな、なんかこっちも変な話に熱くなってしまった。今のは忘れてくれ』

『あ、そうしていただくと僕もありがたいです…』

それでは話を戻そう

『取りあえずお前は今の現場を目撃してしまった。その対処としてこちらは一つの提案をさせてもらう。なお、拒否権はお前にはない』

なんてむちゃくちゃな…確認ミスで見られたのはそっちなのに

『もし、拒否したい場合は?』

『聞きたいか?』

静かに銃を川村に向ける

『いや、全然大丈夫です。理解しました』

その返事に短髪はうっすら笑いながら銃を降ろす

『ではこちらの提案をお前に提示する。時間も時間なので簡単に説明させてもらうぞ。お前、委員会に入れ』

ワォ!超簡単分かりやすい!

って

ええええええええええええ!

川村は開いた口が塞がらない……

『じゃ、じゃあ、体育委員にでもはいろうかなぁ…』

カチャ

再び銃が静かに向けられる

『いや、嘘だよ!本気にすんなよぉ!』

『俺は冗談は嫌いだ』

『わかった!もうふざけないから取りあえずそれ降ろしてくれ』

次は不機嫌そうに銃を降ろす

『ていうか絶対に言わないから委員会には入れないでくれよ!俺は東中でも口が堅いって有名だったんだ!』

ま、当然嘘だ

『ダメだ。不安要素を野放しには出来ない』

『そんなぁ〜……』

がっくりと落ち込む川村

俺の静かに過ごす学園生活が……

長い溜め息をつき目線を前に向けると

短髪君の横の美女が腕時計を指差し何か言っている

『お、もう、そんな時間か。取りあえず放課後旧校舎の音楽室に来い!色々手続きがある』

そういって短髪君達は背を向けて帰って行く

焼却炉の破片が散らばってまだ煙臭い場所に呆然と立ち尽くす川村

あんな委員会に入ってるのがバレたら確実にクラスの中で浮いてしまう

あぁどうなるんだ俺のハッピーライフ……

そんな事を考えているとチャイムが高らかに鳴った

『あ、カツサンド!』

ここでそっちに頭が回るこの男は一体……

『取りあえずカツサンドを食いながら考えよう。カツサンド♪カツサンド♪』

変なとこが気の抜けた川村は現実逃避するように購買に向かって走って行ったのだった

更新日:2009-10-19 10:44:25

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