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『す、すまない。少し動揺してしまった。そうかそうか川村は私が気になるか』

『う、うん』

『そうかそうか!ハッハッハッハ!!!』

笑いながらバンバン背中を叩いてくる水島はもう完全に機嫌が直ったようだ

何はともあれこれで安心して飯が食える

『よし、んじゃ楽しく飯を食おう』

『うん!そうだな』

何で怒っていたのかは気になるが機嫌が直ったならそれでいいか

『……バキ!』

水島が作ってきたというお弁当のからあげに手を出し口に入れようとしたそのとき食事中には不釣り合いな音が鳴り響く

『へ?』

音のなる方に目を向けるとそちらは貞子が座っている方向

周りを見るがやはりそこには貞子しかいなく

『?』

貞子の顔に目をやる

『!?』

俺は我が目を疑った!

あり得ないと!

にゃにゃにゃないと!!

なんとそこにいたのは割り箸を真っ二つに割り短くして口にくわえている完全にグレた女

その光景はさながら不良少女の喫煙風景である

『……へっ。飯なんか食えるかバカやろう』

えぇぇぇぇ……

次は貞子が怒ってるんですけどぉ………

『え?えっと…どうしたのかな?』

なにが原因なのか全く分からない………

ここはまず下手にでながら探っていくしかないな

なーに。また水島みたいにすぐ機嫌が良くなるさ

『そうだぞ、モグモグ…モグ沢。こんなに晴れてるんだから楽しくモグモグしなきゃ』

『あぁ!?テメェ、モグ沢って誰だよ。ちゃんと呼べこの野郎!』

ヒィィィィ!!!

水島テメェなに食いながら気楽にムード悪化させてくれちゃってるんだよ!

『そう怒るなって!……あ、飲み物買ってくるの忘れてた!ちょっと購買で買ってくる!』

タッタッタッタッタ

………………………

………………………

え?

いやいやいや。

この何もかもを壊し散らかされたこの状況どうすればいいの?

更新日:2009-12-16 16:56:00

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