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第8話 2回戦 龍斗VSカリン

すべての初戦が終了し、大会1日目は幕を閉じた。
大会規定により、1戦ごとにデッキを5枚まで調整することができる。
龍斗は、次のカリン戦に備えてデッキの調整をしていた。

「カリンのデッキは墓地からの蘇生によって真価を発揮する《キューティー》デッキ・・・。単純に考えて蘇生を封じれば恐れることはないから、やはりこれを入れて・・・。よし、できた。」

龍斗はデッキを組み終えると、電気を消して眠りについた。
そして翌日、

「れでぃーすあんどじぇんとるめんっ!2回戦の始まりだ!まずは、蒼き放浪の戦士、蒼星龍斗選手の入場だぁー!」

白い煙とともに、龍斗が入場してきた。

「対するっは男勝りの女戦士、早乙女カリン選手の入場だぁ!」

二人は見合い、たがいにほほ笑んだ。

「まさかリベンジできる日が、こうも早く来るとはね。手加減はしないよ!」
「望むところだ、デュエル!」

龍斗(LP4000)VSカリン(LP4000)

「あたしの先攻、ドロー!あたしは【キューティー・ヴァルキリー】を召喚!」
【キューティー・ヴァルキリー】LV4/攻1700/守1200

「カードを2枚伏せて、ターン終了!」
「俺のターン!俺は【流星の剣士】を召喚!さらに手札から【リトル・ウォリアー】を特殊召喚!行くぞ、LV1の【リトル・ウォリアー】に、LV4の【流星の剣士】とチューニング!」

リトル・ウォリアーが、眩い光に包まれていく。

「集いし戦士が、勝利に向かい結束する。誇り高き戦士よ、シンクロ召喚!砕け、【パワー・ストライカー】!」
「リバースカードオープン、【シンクロ・ネバー】!相手がシンクロ召喚に成功したとき、そのモンスターを破壊する!」

パワー・ストライカーが、頭を抱え、苦しみながら破壊された。

「【パワー・ストライカー】!?」
「さらにこのカードが存在する限り、お互いにシンクロ召喚を行うことはできない!」
「なっ・・・。俺は【パワー・ストライカー】の効果で【流星の剣士】を手札に戻し、カードを1枚伏せてターン終了。」
「あたしのターン!あたしは【キューティー・アーチャー】を召喚!」
【キューティー・アーチャー】LV4/攻1700/守300

「【キューティー・アーチャー】が召喚、特殊召喚に成功したとき、デッキから《キューティー》と名のついたモンスター1体を墓地に送ることができる。あたしは【キューティー・モンク】を墓地に送り、【キューティー・ヴァルキリー】で攻撃!」
「リバースカード、オープン!【救世の戦士】!手札のLV4以下の戦士族モンスター1体を特殊召喚し、デッキからカードを1枚ドローする!俺は手札から【流星の剣士】を特殊召喚!」
【流星の剣士】LV4/攻1800/守600

「【流星の剣士】の攻撃力は1800・・・。ターン終了。」
「俺のターン!・・・【シンクロ・ネバー】でシンクロ召喚はできない。だがそれはカリンも同じこと。比較的攻撃力の低い《キューティー》がシンクロ召喚できないというのはかなりのリスクだ。一体、どういう作戦を取るのだろうか・・・?」

更新日:2010-01-31 21:32:35

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