食料の絶対量が足らなくなった国内では食料品の価格が高騰し、公務員や外郭団体の職員の給与を上げるため、国会では消費税の引き上げが議論されている。

外郭団体への助成金を捻出するため、福祉のほとんどが切り捨てられた。

公務員や外郭団体の職員給与の大幅な増額に続き、国会議員の歳費を大幅に引き上げるための消費税引き上げを検討しだした。

超大国は持っている影響力のすべてを使い、南アメリカの経済が急成長している国の農産物を国際市場から締め出した。

同じく、中東の経済が急成長している国の原油も国際市場から締め出した。

南アメリカと中東の経済が急成長していた国は、国際市場から締め出されたことで成長力を失った。

両国は、外圧に対抗するため軍事力の増強に力を注ぎだした。

超大国は過去に経済が急成長している国に圧力をかける事で、大恐慌を乗り越えた経験を持っている。

１９２９年１０月２４日に始まった大恐慌は、極東の経済の急成長を見せる国へ圧力をかける事で乗り越えた。

経済の起爆剤に軍需産業が効果的である。

通常の消費需要ではない軍事のための特別な需要が、超大国の経済を幾度も救ってきている。