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「なに?」
悠介は、寝室の隣りの部屋を見せてくれた。
「ここ、使ってないから、優華の部屋にしていいよ。
優華の荷物、ここに、置けばいいだろう?」
「和室、あったんだ・・・7畳半もあるのね・・・」
「奥に、クローゼットもあるし・・・
優華の物なんとか入るだろう?」
「なんとかどころか・・・充分よ・・・。
ありがとう・・・悠介・・・お世話になります」
「ばか・・・」悠介の笑顔は、やっぱり大好き・・・。
「お世話になるのは、俺の方だと思うけど・・・」
「どんなお世話して欲しい?」
「そうだな・・・外食じゃなくて・・・
優華の作る、美味しい家庭料理が食べたい」
「それから?」
「一緒に、お風呂に入りたい」って悠介に抱き上げられた。
「きゃっ!」そのまま・・・お風呂へ連れていかれて・・・
ふたりで、シャワーを浴びて・・・髪も乾かして・・・
「あぁ・・・さっぱりした。
優華・・・あのピンクのシャツ・・・はい」
「うん・・・ありがとう」
「湯上りのビール・・・飲むだろう?」
「うん」
「あぁ・・・美味い」
「うん・・・美味しい」
「そうだ・・・優華のご両親の都合、どうだって?」
「今週は、法事が、あるんだって・・・
あと、来週は、父が、出張らしいから・・・
その次の週が、良いって言ってた」
「家も、今週は、親父が、仕事で、来週は、母さん同窓会とかで
その次の週が、良いって言ってたけど・・・。
じゃあ決まりだな・・・それまでに、引っ越し済ませよう」
「うん・・・でも・・・もう一緒に住んでますって言うの?」
「嫌か?」
「ちょっと・・・恥ずかしい・・・」
「優華を守るために、一緒に住むんだから、恥ずかしくないだろう?
俺たち、もう子供じゃないんだよ。35歳の立派な大人なんだから・・・」
立派な大人の悠介に・・・キスされてた・・・深い・・・優しいキスを・・・。
更新日:2009-08-04 23:09:05