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悠介は、マグカップのコーヒーを飲み干すと・・・
私の頭をクシャクシャッと撫でて、洗面台へと消えた。

私は、キッチンのカウンターで、ひとりで朝食の続き。
平日の朝・・・こんなにのんびり・・・
だって・・・専業主婦に、なるって決めたんだから・・・。

明日は、ちゃんと日本の朝ご飯を作るから・・・。

悠介が、髭を剃って出てきた。
忙しく着替えに、今度は、寝室に消えた。

スーツ姿の悠介って・・・やっぱり好き・・・。
悠介は、私のどんな姿が、好きなんだろう・・・?
今度、聞いてみよう・・・。

着替えて出てきた悠介は・・・すっかりビジネスマン。

「優華、行ってくるよ」 って今度は、玄関に消えた・・・
と思ったら・・・「忘れ物・・・」 って・・・
私の頬に、キスして・・・笑顔の悠介は・・・
今度こそ、玄関のドアの向こうに消えた。

「さてと・・・」 キッチンを片付けて・・・
きょうは、雨・・・悠介・・・傘、持って行った?
そういえば、車に、傘、乗ってたっけ・・・。

お洗濯をして・・・浴室に掛けて・・・お風呂で乾燥。
掃除機をかけて・・・。

やっと10時を過ぎた・・・。

副学長に、電話を入れてみる。
携帯の呼び出し音5回で、副学長の声。

「はい、おはよう」

「おはようございます。
あの、お会いしたいんですが、お時間作ってもらえますか?」

「そうね・・・きょうの午後からなら空いてるけど・・・」

「はい、大丈夫です」

「じゃあ、お昼、一緒に食べましょう。
この前のお店、場所分かるかしら?」

「はい、分かります」

「じゃあ、1時に、待ってるから」

「はい、では、1時に、伺いますので」

「ええ、じゃあ、後でね」

「はい、では、失礼いたします」

それから、メイクをして、着替えて・・・
バッグは・・・仕事用ではなく、いつもより小さめの物を選んだ。

更新日:2009-10-25 15:22:07

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