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雨の日に


夏の朝・・・カーテンの向こうは、雨が降っていた・・・
目覚めると、悠介は、もう起きていて・・・

「おはよう・・・優華・・・」 おでこに、キスされた・・・

「悠介・・・おはよう・・・」 そっと悠介の唇にキスした・・・
すると・・・悠介からのキスが・・・2度・・・3度・・・
だんだん深くなるキスに・・・悠介の唇に、指をあてた・・・

「悠介・・・私、もう起きないと・・・」

「まだ、早いよ・・・」 指を舐められた・・・

「朝ご飯、作らなきゃ・・・和食だから、時間かかる・・・」

「いいよ・・・トーストで・・・だったら時間あるだろう?
我慢出来ない・・・優華のせいだよ・・・」

胸まで、掛けていた綿毛布が、剥ぎ取られ・・・
昨夜、愛されたままの裸の胸が、晒されて・・・
悠介の大きな手で、やさしく包まれた・・・
胸の先を口に含んで・・・意外なほど繊細な指が、動く・・・

「ん・・・」

思わず出した声に・・・悠介が・・・

「優華・・・もっと感じて・・・我慢しないで・・・」

私は、悠介の声に・・・
体中が、甘く反応して・・・止められなくなっていった・・・

昨夜だって・・・あんなに・・・なのに・・・

そのまま・・・これ以上ない悦びを与え合った・・・。


私は、甘い痺れが残る体を動かせずにいた・・・

悠介は「コーヒー、俺が入れるよ」 とキッチンに、向かった・・・。
男の人の体には・・・余韻というものは、ないのだろうか?

「優華・・・トーストも焼けたよ・・・」

「えっ・・・?」 急いで、カットソーのワンピを着て・・・
キッチンに、行くと・・・

「奥様・・・どうぞ・・・」 とカウンターのイスを引いてくれた。

「ありがとう・・・私の出番は・・・今朝は、なし・・・?」

「出番は、あったよ・・・さっき・・・愛し合っただろう・・・?
優華の寝顔見てると、キレイで、可愛くて、どうしても抱きたくなる・・・。
俺のせいで、疲れただろう?・・・だから、たまには、俺が、作るよ」

「でも、私、きょうから専業主婦なのに・・・」

「優華の作る晩ご飯、楽しみに、急いで帰って来るよ」

「楽しみなのは、晩ご飯だけ・・・?」

「今夜も抱いてやるから・・・」

「ばか・・・」

更新日:2010-01-09 17:39:25

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