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洗いたての涼しげな麻のシーツの海で・・・
私は、悠介に与えられる全てを・・・
全身で受け止めながら・・・
波に漂う小さな舟のように・・・揺れていた・・・

思わず零れる声に、悠介が、囁く・・・
「優華・・・可愛いよ・・・もっと聞かせて・・・
優華の可愛い声・・・」

初めて悠介に抱かれた時、悠介が、言った・・・
体の相性は、最高だという意味が・・・
今の私には・・・良く分かる・・・

肌を合わせるだけで・・・
悠介の大きな手に・・・触れられるだけで・・・
私の中の何かが・・・溢れ出す・・・
喩えようのない痺れるような感覚に・・・
私の全てが、支配される・・・

悠介から与えられる愛のカタチは・・・
私にとって・・・最高に好ましいものになってゆく・・・

次の瞬間・・・悠介の腕の中で・・・
私は、意識を失いかけた・・・

「優華・・・大丈夫か・・・?」

「悠介・・・愛してる・・・」
全身から力が抜けたままの私の意識は・・・
波間に、吸い込まれそうに漂ったままで・・・

気が付くと・・・目の前で・・・
悠介が、心配そうに、私を見つめてる・・・
世界中で、ただひとり・・・
私の全てを委ねられる人・・・

そっと唇に触れるキスを落として・・・
「優華・・・愛してるよ・・・俺の優華・・・」

幸せ過ぎて・・・涙が、零れた・・・

「どうした・・・?」 髪を撫でながら悠介が、聞く・・・

「幸せだから・・・」 愛しい悠介を見つめた・・・
それ以上・・・何も言えなかった・・・

悠介の手で・・・涙をそっと拭ってくれて・・・
瞼に、キスされた・・・

「優華・・・もっともっと、幸せにするから・・・」
悠介は、そう言って、抱きしめてくれた・・・
そのまま・・・私たちは、眠った・・・最高に幸せな気持ちのまま・・・。

更新日:2009-10-24 00:29:29

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