まさか？ サラ金？ 何よ これ ！ 確かに ・力・ 宛てに、なっている ・・ 封筒の中から、請求書のようなものが ・・ 見てみると、数字が 便箋 一杯に、書き込まれており、何が 何だか、さっぱり解らなかった。 よくよく 読んで見ると、かなり 支払いが 滞っており、延滞金だけでも ￥３０万 は あったと 思う ・・・ 。 ビックリして ・力・ に 「 何考えてるの？ 自分で借りたの？ 」 と、怒鳴りだすと、あろう事か 、同じような封筒が、力の 胸ポケットから ３通 ・・・・ ！ 出てきた。 マジですか ・・ ？ 目を 凝らして、宛名を 見た ・・・ 大手金融会社のものだ ・・ それも、４社 ・・ 平気な顔して、借りてたなんて、信じられない ・・ 自転車操業？ を、してたんだ！ 愕然とした。 「 本当に？ ・力・ が 借りたの？ 」 何度も 何度も、聞きなおした ・・・ が ・・ 「 はい 」 としか、返事が返ってこなかった ・・・・ 。 以前から 私は、ローンは勿論のこと、カード一枚、持つことも、怖いと思うくらいの、人間で、前々から 賭け事を したり、人にお金を借りたり、絶対にしてはいけないと、口をすっぱくして、事あるごとに 説教していたのに ・・・ 。 特に 賭け事の パチンコが、大嫌いだった ・・ 。 何故かって？ 思い起こせば、私が中絶の手術を、受けている、まさにその時間、和樹は自分の家族と、パチンコを していた ・・ きっと、私はこの事で、トラウマに なって しまったのだろう ・・・ 。 思い出した ・ やだ・やだ・ で？ ・・・・ これを、この請求書を、私に見せて、何が言いたいの？ 私に、どうしろというの？ ４社で ・・ 総額４００万は 超えているだろう ・・ 「 何に 使ったの？ この お金どうしようと 思ってるの？ 」 反対に 言われた 「 ナナミさんにも、使いました ・・・・ どうしたら いいですか？ 」 この男、今更、人のせいにして、ふざけるなよ。 私は怒りが、爆発 「 言わなかったけど、 ・力・ お前 毎日のように、パチンコ 行ってたでしょ、メンバーの子達が、パチンコ屋で よく見かけるって、 言ってたよ ・・ それで よくもまぁ 、私に使ったなんて、平気な顔して、言えたわ ・・・ いい加減にしろよ！ 」 確かに、私たちの為に、お金を 使っていたのは、認めるが ・・・ 自分が、サラ金から 逃れるために、私に、責任転嫁するなんて、みみっちいと言うか、格好 悪い男だ ・・・。 聞けば、もうすでに ・・・ 家や 会社にまで、金融会社から 電話があるらしく ・・・ 自分自身どうしていいのか 分からず、私に 相談しに 来たという。 ・力・ ( つとむ ) は 泣きながら 「 パチンコ 行ってるって言うと、ナナミさんに叱られるから、メンバーには内緒にしてくれって、頼んであったんですけど ・・・・ すいません ・・・ 親にも 出て行け ・・・ って言われたし、もうだめです ・・・ それで、困って、 自殺 ・・ 自殺も 考えたんですけど ・・・ どうすればいいですか？ 」