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天国から地獄へ

この週末婚が 、より一層 、私と・ 子供と ・友一の・ 絆を、深くしていった。 長女、奈々は中学、二女・三女は 小学校の高学年になっていた。 奈々は、成績優秀、オール5 に 近い成績で、私は鼻が高かった。 さなは、成績はイマイチだが、運動能力が、飛びぬけてよく 部活に励んでいた。 マナは成績も 運動も、そこそこ普通より上くらいで、明るく元気に育っていた。そんな ある日、 和樹の家に電話が入った、役所からだった。 夕方、私のところに 和樹から電話が あった、「 親父が、脳梗塞で倒れ、病院に搬送され、入院している 」 行方不明になっていた、和樹の父だ。 病院に運ばれ、手術をするに 身元が分からず、保険証は無いは、役所で生活保護を受け、入院させてもらっていたようだ、 役所ではそんな父の、身内を探していたらしい。 これを聞き、私たちと 和樹の母と 紀夫で、 入院先へ向かった。 左半身不随になり、おむつをし、記憶も定かでないようだった。 そういえば、父と過ごした 嫌な過去が、頭に浮かんだ、私が、居酒屋で働いていたとき、何にむかついたのか、私に八つ当たりし、椅子を投げつけてきたことがあった、左腕に 怪我をした。 それと、こんなこともあった、和樹に 「 ななみより、あそこのスナックの女と 付き合ったほうがいいぞ 」、と けしかけていたらしい 、後、店の客に聞いたのだが、大嫌いだった頃が蘇った、あんなイヤな奴! そう、思った。 だが 今では思うように動けず、言葉もうまく話せない父が、 惨めで かわいそうだった。 和樹の 母が一言、 私に言った 「 あんた森山なんだから この人の面倒 看るの当たり前でしょ 、私たちは 名字も 違うし、関係ないからねぇ。 」 やはり、このババアは 鬼だ。 和樹も、かなり前から 自然に付き合いを遠ざけていたのだが、こんな風に再会するとは、最悪だ。 次の日、私と和樹は 役所へ向かった、「 父親に間違いありませんね、どうしますか? 生活保護を受けていくか ? あなたたちが扶養家族に入れるか ? 」 私と和樹は、お互いの顔を見合わせ 「 面倒看ていきます 」 と言ったのだ。 ババアに言われたからじゃない、私と和樹は、森山という、たいした意味の無い 名字の責任と、惨めな父に、同情してしまったのだ。 優しい和樹が知らん顔 できるわけないし、私も 放っておけなかったのだ。 この後、とんでもないことになるとも知らずに ・・・・ この日から 、私は父の介護、仕事、子育て、に追われることになる。 毎日、病院に 暇をみては 通い、オムツの取替え、 散歩、 食事を食べさせ、 リハビリに付き添い、パジャマに、下着、布オムツ、の洗濯物を持ち帰り、 極力お金がかからないように、 自分で世話をした。 和樹も、勿論 できる範囲で、協力してくれた。 大人のオムツを洗うことが、こんなに大変だったとは、老人ホーム 等 に、お勤めの方、本当に尊敬いたします。

更新日:2009-03-26 10:23:17

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激動人生「生と死」・・・・・幸せになるまで