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 其れから啄木は更に話を続ける。其れは此れから先に三人の弟子が己が大切にしているモノで道を踏み外さんが為に……「門派を継続する為に経営を学ぶのも大事、強く成り続けるのも大事、愛を持ち続けるのも大事。だが、其れ等は一旦行き過ぎていないか考えないと駄目だ。お前達は未だ未だ選べる。未だ未だ考え直す事も出来る。けれども言葉で伝えるのは此れが限界だ。後は日々の修行の中で答えを導き出すんじゃ!」そう語り終え、難易度師父と共に洞窟正門を後にしてゆく。


 伝えるべき事は伝えた。後は己自身が今やるべき事を果たす為に啄木は品性下劣の森を通って通行人を襲撃する快楽門の三人と対峙する……「お前達、此処で何をしておるか!」啄木は言った事を実践すべく対話での解決を模索する。

「此れは此れは、過疎で地味な啄木鳥流の老師じゃあないか」「待ってたぜ、俺達は『メェガ・ロマイニィ』様の命に従って唯暴れていただけだぜ」「まあ序だ、遊ぼうぜ!」と意味が理解しかねる言葉を重ねて門派の三人は襲い掛かる。

 戦闘開始、先ずは真っ直ぐの拳打と斜めの蹴り以外に快楽拳と呼ばれる真っ直ぐに必ず一体は当てる事が可能な投擲攻撃が在る。何故啄木鳥流以外の人間に気を扱った攻撃が出来るのか解明は出来ないが此れだけはわかる。快楽門では何か秘密が隠されているという事を。啄木は二つの疑問を抱きながらも戦闘に集中して風当身から始まる旋風脚、飛運脚、最後は無数突きに依る確実な数々で三人を撃破!

「ハアハア、覚えて於けよおお!」「話聞いてないぞお、八十の老い耄れの動きじゃねえ!」「だ、だが此れで仕事を済ませた。後は金を貰うだけだああ!」そう言って彼等は敗走してゆく!

「た、助かったぜえ……あの時のジジイ」「まさか、フェイヨの為なのか?」「クソウ、こんな俺達が、助けられる、何てェ!」そうして啄木が話し掛ける度に様々な恩賞を貰う事に。

更新日:2023-09-04 06:26:20

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