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no title

 これは、ある顧客からの依頼についての報告書だ。顧客といってもそれは自分自身のことであって、本当は私は私立探偵などではない。自身の欲求に忠実に従ったまでのことである。その欲望は私にとっては拒むことのできない来客であり、また、この人生における一つの義務でもあるのだ。ある種、ストーカーの報告としての見方も可能かもしれないが、どうか、そのような読解の認識は控えていただきたい。健全かどうかはさておき、一人の人間としての有り様を受け止めてくれれば幸いである。

 ここには簡易な状況の説明と、ボイスレコーダーに録音した幾人かとの会話を筆記する次第だ。

更新日:2023-05-21 10:24:47

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