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 少年が森を歩いている時間帯の中でと或る部族の集落と思しき何かの竜骨か? 抑々此の時代に竜骨なんて名称が在るのか? 其れで組み込まれたみたいに沿った形をした何かには筋骨隆々の者達が居た。特徴は赤い毛皮で上半身は腕以外覆い下半身は必要最低限しか覆わない素足の者達が其々利き手に火を灯す何か、先端に尖った石を付けた細長い物、更には手足だけじゃなく頭や何と股間を駆使して音が鳴る鼓を叩く姿が見掛ける。全員雄だけなのか? 否、雌も居る。彼女達の場合はやや紫に近い毛皮で大事な部分のみを覆い、其々何かの毛皮を洗濯したり装飾品を製造する作業をしたり或いは時に股間丸出しで泣くしか能がない幼子をあやしたり乳を飲ませたりする姿が目立つ。此の集落の雌雄両者に共通するのが部族の証で在る何か。此の時代より遥か後に名付けられる船の形をした花麒麟を髪飾りにしている点。然も花弁が多い程、階級を表していて三つ以下なら奴隷、四又は五つなら平民、六つなら上級民、そして七つは長。そんな部族では奴隷含めて騒然とする。

 其れから視点を長階級の者を中心に向ける。何やら長は齢が凡そ五十から六十か? 身長百二十から百三十、体重は二十五から三十と思われる体型。そんな長でも右手に持つ杖で只管地面を叩き付け、更に顔面真っ赤にして激怒を表現。彼の周りに居る上級民八名は彼を宥めるので精一杯……とは思われない。

 八名の内、股間を蛭で覆い隠す謂わば勇士のような男は長の前に出て次の月夜が照らす前に取り返すと表現。其の際、股間を丸出しにする程蛭を発射して猛々しさを披露。其れを遠目で見た平民以下の雌共は瞳の奥が二つ葉の桃色に変色しながら色気の息を吐き、平民以下の雄共は瞳からまるで炎でも出しかねん勢いで熱き血潮を滾らせる。

 長の男は其の勇敢な上級民に向けて唯一一つ葉で何やら容姿端麗の奴隷階級の少女の姿を表現して奪還を命じる……

更新日:2023-05-24 19:16:50

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