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機械の国
ここは古の文明の跡地で今では失われてしまった技術を発掘する事で発展した国だ
機械と呼ばれる鉄のカラクリを多く使用しそれは街の至る所に見る事が出来る
街を警備するのは衛兵では無く鉄のカラクリ…キラーマシンが治安を維持する
「うわあぁぁ~すご~~~い!!大きな船がい~っぱい!!」
「機械の国の船はほとんど鉄で出来てるんだよ」
「え!?あの船全部鉄で出来てるの~?どうして沈まないの~?」
「さぁね?詳しくは分からない」
「でもさ~帆が無いのにどうやって進むのかなぁ~?」
「魔石を使ってスクリューという物を回して動いているらしい」
「めちゃくちゃ遅いがな…」
「帆が無い分風の影響無しで確実に進むみたい…遅いけど」
「まぁ俺は帆船の方が便利だと思う…重労働だけガマンすりゃな?」
「ねぇねぇあの大きな船動かすのに何人くらい必要なのかな~?」
「あぁソレ…多分一人で動かせるよ」
「なぬ!!どういう事よ?」
「帆の操作とかロープ引っ張る重労働とか無いんだよ…まぁ気球の操作みたいなものだね」
「マジか…魔石をちょろっと触るだけってか?」
「まぁ…聞いた話だけどね…ちょっと中身は見て見たいよ」
「さて…関心するのは良いが…これからどうする?」
「おう!!とりあえず宿行って作戦寝るだな…此処ん所ロクに寝て無いんだしよ」
「おっけ~宿屋にいこ~~」
宿屋
「このお部屋は私と商人が使うんだね?」
「おう…俺らは向かいの部屋だ」
「久しぶりのふかふかのベット~♪…でも騎士が居ない」
「とりあえずごちそうでも食ってゆっくり休め」
「なんかね~食欲出ないの~先に休むね~」
「じゃぁ俺たちだけで食うか!!」
「私は酒場で飲んでくる…この体では飯なぞ食えん…夜に戻る」
「おいおい待てよ…俺も酒場には行きたい訳よ」
「私にお前が食事終わるまで待てと言うのか?」
「ほんな堅い事言うな…肉食ったらすぐ行くからよ」
「水場で体の汚れを落として来る…それまでに食事を済ませろ」
「おう!速攻食うわ」
「ではな?」そう言って囚人は部屋を後にした
「じゃぁ俺もちゃっちゃと食って来るわ」
「分かった…僕は休むから又明日」
翌日
「昨日の晩に囚人と相談したんだが…今後の事だ」
「どうするの~?」
「機械の国はコネクションが無いから金の調達が難しい」
「うん」
「だから船を借りる事が出来ない」
「え~~」
「今日俺と囚人の2人で中立の国まで民間船で行く。そして中立の国で商船を調達して戻ってくる」
「どれくらい掛かるの~?」
「片道2週間って所だ。往復で1ヶ月は掛かる。その間商人と僧侶は機械の国で静養していて欲しい」
「……」僧侶はうつ向いた
「騎士が心配な気持ちはわかる。だが船が無いとどうにもならない。それから商人には静養が必要だ」
「僧侶すまない…君の気持は分かる」
「ううん…良いの…騎士と魔女とエルフの娘の3人ならきっと大丈夫」
「僕ももう少し良くなったらここで情報収集するよ」
「お前は寝てろ」
「でも気になる事がいくつかあるんだ」
「闇商人であることはくれぐれもばれない様に頼む」
「わかってるよ…」
船着場
中立の国行きの商船が準備を終えて待機していた
「じゃぁ気をつけて」
「おう!お前も体を休めておけ」
「出来るだけ早く帰ってきてね~…」
「あぁ判ってる!!僧侶もあんまり心配するな」
「うん…」
「囚人!行くぞ!早く乗れぇ!」
「その言葉…そのまま返す」
「じゃぁな!!僧侶!孤独死すんなよ?ぬはは」
「わたしはかわいそうなウサギさん…なんてね~」
「船が出るぞ…早く乗れ」
「おっとっとぉ!!」盗賊は商船に飛び乗った
---みんな離ればれになって行く…さみしぃよぅ---
「僧侶?この先に教会があるんだ」
「本当に?わたしみんなの無事をお祈りしてくる~」
「行っておいで…僕は宿屋で休んでるよ」
「は~い」
---わたしの愛する人が無事でありますように---
ここは古の文明の跡地で今では失われてしまった技術を発掘する事で発展した国だ
機械と呼ばれる鉄のカラクリを多く使用しそれは街の至る所に見る事が出来る
街を警備するのは衛兵では無く鉄のカラクリ…キラーマシンが治安を維持する
「うわあぁぁ~すご~~~い!!大きな船がい~っぱい!!」
「機械の国の船はほとんど鉄で出来てるんだよ」
「え!?あの船全部鉄で出来てるの~?どうして沈まないの~?」
「さぁね?詳しくは分からない」
「でもさ~帆が無いのにどうやって進むのかなぁ~?」
「魔石を使ってスクリューという物を回して動いているらしい」
「めちゃくちゃ遅いがな…」
「帆が無い分風の影響無しで確実に進むみたい…遅いけど」
「まぁ俺は帆船の方が便利だと思う…重労働だけガマンすりゃな?」
「ねぇねぇあの大きな船動かすのに何人くらい必要なのかな~?」
「あぁソレ…多分一人で動かせるよ」
「なぬ!!どういう事よ?」
「帆の操作とかロープ引っ張る重労働とか無いんだよ…まぁ気球の操作みたいなものだね」
「マジか…魔石をちょろっと触るだけってか?」
「まぁ…聞いた話だけどね…ちょっと中身は見て見たいよ」
「さて…関心するのは良いが…これからどうする?」
「おう!!とりあえず宿行って作戦寝るだな…此処ん所ロクに寝て無いんだしよ」
「おっけ~宿屋にいこ~~」
宿屋
「このお部屋は私と商人が使うんだね?」
「おう…俺らは向かいの部屋だ」
「久しぶりのふかふかのベット~♪…でも騎士が居ない」
「とりあえずごちそうでも食ってゆっくり休め」
「なんかね~食欲出ないの~先に休むね~」
「じゃぁ俺たちだけで食うか!!」
「私は酒場で飲んでくる…この体では飯なぞ食えん…夜に戻る」
「おいおい待てよ…俺も酒場には行きたい訳よ」
「私にお前が食事終わるまで待てと言うのか?」
「ほんな堅い事言うな…肉食ったらすぐ行くからよ」
「水場で体の汚れを落として来る…それまでに食事を済ませろ」
「おう!速攻食うわ」
「ではな?」そう言って囚人は部屋を後にした
「じゃぁ俺もちゃっちゃと食って来るわ」
「分かった…僕は休むから又明日」
翌日
「昨日の晩に囚人と相談したんだが…今後の事だ」
「どうするの~?」
「機械の国はコネクションが無いから金の調達が難しい」
「うん」
「だから船を借りる事が出来ない」
「え~~」
「今日俺と囚人の2人で中立の国まで民間船で行く。そして中立の国で商船を調達して戻ってくる」
「どれくらい掛かるの~?」
「片道2週間って所だ。往復で1ヶ月は掛かる。その間商人と僧侶は機械の国で静養していて欲しい」
「……」僧侶はうつ向いた
「騎士が心配な気持ちはわかる。だが船が無いとどうにもならない。それから商人には静養が必要だ」
「僧侶すまない…君の気持は分かる」
「ううん…良いの…騎士と魔女とエルフの娘の3人ならきっと大丈夫」
「僕ももう少し良くなったらここで情報収集するよ」
「お前は寝てろ」
「でも気になる事がいくつかあるんだ」
「闇商人であることはくれぐれもばれない様に頼む」
「わかってるよ…」
船着場
中立の国行きの商船が準備を終えて待機していた
「じゃぁ気をつけて」
「おう!お前も体を休めておけ」
「出来るだけ早く帰ってきてね~…」
「あぁ判ってる!!僧侶もあんまり心配するな」
「うん…」
「囚人!行くぞ!早く乗れぇ!」
「その言葉…そのまま返す」
「じゃぁな!!僧侶!孤独死すんなよ?ぬはは」
「わたしはかわいそうなウサギさん…なんてね~」
「船が出るぞ…早く乗れ」
「おっとっとぉ!!」盗賊は商船に飛び乗った
---みんな離ればれになって行く…さみしぃよぅ---
「僧侶?この先に教会があるんだ」
「本当に?わたしみんなの無事をお祈りしてくる~」
「行っておいで…僕は宿屋で休んでるよ」
「は~い」
---わたしの愛する人が無事でありますように---
更新日:2023-03-21 06:42:46