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酒場
砂漠の街の建物はみな土で出来ている
この酒場も同様に土で出来た建物だ…ただ殆どが地下になって居て独特の雰囲気がある
なぜなら地下の方が涼しいからだ
階段を下った先にこの酒場は有る
「おやおやこんな昼間から酒場かい?」
「良い話が聞けないか来て見たんだ」
「まぁ構わんが…あまり聞きまわらん方が身のためだぜ?」
「良いんだ…儲かる情報無いかな?」
「まぁ…まず酒でも飲めや」
マスターはそう言ってグラスに酒を注ぎ始めた
その時階段を数人の男達が降りて来た
「よう!マスター今日は付けを払いに来たぜ!」
「はっはー最高だぜ」
「ぼろ儲けぼろ儲け」
「これでしばらくは遊べるなぁハハー」
「景気が良さそうだな!いつもの酒で良いか?」
「あ~それで良い!あと女も頼むわ!」
数人の男達は奥のテーブル席へと進んだ
「さぁこれでも飲みな…ホップ酒だ」
「ありがとう…あの4人組みは?」
「常連さんだよ…関わらない方が良い」
「ぼろ儲けだとか言ってたが?…」
「さぁな?…薬でも運んでるんじゃないか?」
「砂漠の町では人身売買とかも流行ってるのかい?」
「シッ…そんな話を人前でするもんじゃねぇ」
「あるんだな?」騎士はマスターに詰め寄った
「俺は酒場のマスターだ…他人のことをベラベラしゃべって良い身分じゃねぇ」
奥のテーブルから話し声が聞こえて来た
(ハハー俺のいちもつをぶっこんだら大人しくなりやがってよ…)
(こんな経験めったに出来ねぇよなぐあっはは)
(おう!女が来たかぁ…かわいがってやんよ)
(おいおい嫌がんなよ…やさしくしてやるからよぅハッハー)
(金なら…おらぁ余るほどもってんぞひひひ)
(いいからこっち来いよおら…股開けぇ)
「……」
「とまぁこういう町だ…旨い話が聞きたいんなら商人ギルドに行くと良い」
「商人ギルド?」
「表向きは商人ギルドだが…裏ではこの辺りを牛耳ってる」
「そうかい…情報ありがとう」
「絡まれる前に店を出た方が良いぞ…」
奥のテーブルの話が気になった
(おれぁあのエルフの体が忘れられねぇ…)
(お前は速攻終わったじゃねぇか…偉そうにすんな)
(んだとゴラーギッタギタのボッコボコにすんぞ?ゴラ)
(まぁまぁここの女に忘れさせてもらえやウワッハ)
僕の中で何かが沸き上がって来た…それは一瞬で僕を埋め尽くす
ドン!!ガチャーン!!
「おいおい…あんまり大きな音を立てちゃ…」
奥のテーブルに詰め寄りながら既に剣を握っていた
「んあ?んーだお前?」
「おい!こいつ武器に手ぇ掛けてんぞ」
「俺達に立て付こうってのか?んあああ!?」
「おい!偉そうに立ちはだかってんじゃねえぞ」ドガッ ガチャーン
その男はテーブルを蹴とばしグラスと酒が飛び散った
「きゃああああ」…女達は慌てて逃げる
「お、おい…やるなら外でやってくれぇ」
「お前達に用がある…外に出ろ」
「ほーーーー言うじゃねぇかギッタギタのボッコボコにすんぞごら」
砂漠の街の建物はみな土で出来ている
この酒場も同様に土で出来た建物だ…ただ殆どが地下になって居て独特の雰囲気がある
なぜなら地下の方が涼しいからだ
階段を下った先にこの酒場は有る
「おやおやこんな昼間から酒場かい?」
「良い話が聞けないか来て見たんだ」
「まぁ構わんが…あまり聞きまわらん方が身のためだぜ?」
「良いんだ…儲かる情報無いかな?」
「まぁ…まず酒でも飲めや」
マスターはそう言ってグラスに酒を注ぎ始めた
その時階段を数人の男達が降りて来た
「よう!マスター今日は付けを払いに来たぜ!」
「はっはー最高だぜ」
「ぼろ儲けぼろ儲け」
「これでしばらくは遊べるなぁハハー」
「景気が良さそうだな!いつもの酒で良いか?」
「あ~それで良い!あと女も頼むわ!」
数人の男達は奥のテーブル席へと進んだ
「さぁこれでも飲みな…ホップ酒だ」
「ありがとう…あの4人組みは?」
「常連さんだよ…関わらない方が良い」
「ぼろ儲けだとか言ってたが?…」
「さぁな?…薬でも運んでるんじゃないか?」
「砂漠の町では人身売買とかも流行ってるのかい?」
「シッ…そんな話を人前でするもんじゃねぇ」
「あるんだな?」騎士はマスターに詰め寄った
「俺は酒場のマスターだ…他人のことをベラベラしゃべって良い身分じゃねぇ」
奥のテーブルから話し声が聞こえて来た
(ハハー俺のいちもつをぶっこんだら大人しくなりやがってよ…)
(こんな経験めったに出来ねぇよなぐあっはは)
(おう!女が来たかぁ…かわいがってやんよ)
(おいおい嫌がんなよ…やさしくしてやるからよぅハッハー)
(金なら…おらぁ余るほどもってんぞひひひ)
(いいからこっち来いよおら…股開けぇ)
「……」
「とまぁこういう町だ…旨い話が聞きたいんなら商人ギルドに行くと良い」
「商人ギルド?」
「表向きは商人ギルドだが…裏ではこの辺りを牛耳ってる」
「そうかい…情報ありがとう」
「絡まれる前に店を出た方が良いぞ…」
奥のテーブルの話が気になった
(おれぁあのエルフの体が忘れられねぇ…)
(お前は速攻終わったじゃねぇか…偉そうにすんな)
(んだとゴラーギッタギタのボッコボコにすんぞ?ゴラ)
(まぁまぁここの女に忘れさせてもらえやウワッハ)
僕の中で何かが沸き上がって来た…それは一瞬で僕を埋め尽くす
ドン!!ガチャーン!!
「おいおい…あんまり大きな音を立てちゃ…」
奥のテーブルに詰め寄りながら既に剣を握っていた
「んあ?んーだお前?」
「おい!こいつ武器に手ぇ掛けてんぞ」
「俺達に立て付こうってのか?んあああ!?」
「おい!偉そうに立ちはだかってんじゃねえぞ」ドガッ ガチャーン
その男はテーブルを蹴とばしグラスと酒が飛び散った
「きゃああああ」…女達は慌てて逃げる
「お、おい…やるなら外でやってくれぇ」
「お前達に用がある…外に出ろ」
「ほーーーー言うじゃねぇかギッタギタのボッコボコにすんぞごら」
更新日:2023-03-18 12:36:38