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と言ったその時…心の中で誰かが僕を呼んだ
!!!!!!!!!
!! 危ない !!
!!!!!!!!!
数分前
「おいアレをみろよ」
「気球が下りてくるぜ」
「町に辿り着く前に燃料切れか?」
「物資ごっそり頂いちまおう」
「チッなかなか降りてこねぇな」
「降りる場所探してるんじゃねぇか?」
「おい!見つかるなよ!」
「気球が降りたら囲め…弓の準備しておけ」
ピョン!! シュタッ!!
(シッ)
(静かにしろ!)
(おぉすげぇ~エルフが飛び降りて来たぜ?)
(ありゃ高く売れるぞ)
(おぃ気球飛んでっちまうんだが)
(まぁ良い…エルフだけでも捕まえちまおう)
(みんな居るか?)
(行くぞ!!)
ガサガサ ガサガサ
上昇する気球
「まずい!!エルフの娘!!危ない!!逃げろおお」
「え!!?」エルフの娘は辺りを見回した
「おっと逃がさねぇぞ!」山賊はエルフの娘を掴まえた
「は、離せえぇ」
「お前等ぁ!!俺と一緒に網かけろ!!」
「くぅぅ」エルフの娘は必死に抵抗している
「ひゅひゅー大成功かぁ~」
「縄もってこい縄ぁ!」
「おい!気球に乗ってる奴なんか騒いでんぞ?」
「放っとけ!」
「お前ら!触るな!」
「おいおい暴れんなよ。もうお前は捕まってんだ大人しくしろ!」
「ウヒヒヒ薬打っちまうぞ?」
「おぅ早く打て暴れてしょうがねぇ」
「や、やめろお!」
「おい!見ろよ気球から1人落ちたぞ!」
ドサーーー!!
「あの高さから落ちちゃ只じゃ済まんだろう…馬鹿だな」
「ハァハァ…くぅ」エルフの娘は力が出せない…
「わっぱ掛けろわっぱ!」
「おい!こいつは上玉だぜ?」
「んーーーんーー」エルフの娘は口を縄で塞がれた
「おい担ぐぞ!手を貸せ」
「ンフッンフッ」エルフの娘は必死に抵抗して居るがもう力が出ない
「すげぇこりゃかなり若いエルフだ」
「お前傷つけんなよ?」
「お、おい!落ちてきた奴動いてんぞ」
「ずらかるぞ!!早く来い」
山賊達はこの手の拉致に手慣れていた
あっという間にエルフの娘を動けなくして連れ去った
上空では…
「エルフの娘!!危ない!!逃げろおお」
「え!?ど、どうしたの?」
「僧侶!気球の高度を下げてくれ!」
「う、うん」
僧侶は慌てて球皮の熱を抜いた…徐々に高度が下がる
「くそ!間に合わない!」
「そんなに早く動かないよ~」
「飛び降りる!砂漠の町の宿屋で待っててくれ!」
「え?あ…だめ!!まだ高いよぅ~」
「飛ぶ!!」
後の事は考えなかった…何故なら僕の体は少々の事が有っても大丈夫な事を知って居たから
「あああ!待って~…」
「言われた通りにするのじゃ…ここは危ない」
「騎士ぃぃぃぃぃ」
無情にも気球は風に乗ってどんどん西へ流れて行く
落下
大丈夫!!イケる!!しっかり踏ん張れ!!
ドサーーーー
「がはぁ」…落下の衝撃でどこかの骨が折れる音がした
(ぐぅ…間に合うか…)
「お、おい!落ちてきた奴動いてんぞ」
(足が思うように動かない!!折れたか?)
「ずらかるぞ!!早く来い」
「待て!!」…くそう!!右足が変な方向に曲がってる…
騎士は足を引きずりながらエルフの娘を追った
「おい!あいつ追いかけてくるぞ」
「……」エルフの娘は既に意識を失っている
「アレを使え!」
「アレっすか!」山賊の一人は煙玉を使った
モクモクモクモク
「なんだ?くそ前が…見えない…」
「よし!こっちに来い!」
「待てええぇぇ!!くそう」
「撒いたか?」
「ウヒヒヒあさっての方向に走っていったぜ・・」
「どこ行った!?」
「くそう!!エルフの娘…」
「うおおおおおぉぉぉ…どこだぁぁぁぁ!!?」
!!!!!!!!!
!! 危ない !!
!!!!!!!!!
数分前
「おいアレをみろよ」
「気球が下りてくるぜ」
「町に辿り着く前に燃料切れか?」
「物資ごっそり頂いちまおう」
「チッなかなか降りてこねぇな」
「降りる場所探してるんじゃねぇか?」
「おい!見つかるなよ!」
「気球が降りたら囲め…弓の準備しておけ」
ピョン!! シュタッ!!
(シッ)
(静かにしろ!)
(おぉすげぇ~エルフが飛び降りて来たぜ?)
(ありゃ高く売れるぞ)
(おぃ気球飛んでっちまうんだが)
(まぁ良い…エルフだけでも捕まえちまおう)
(みんな居るか?)
(行くぞ!!)
ガサガサ ガサガサ
上昇する気球
「まずい!!エルフの娘!!危ない!!逃げろおお」
「え!!?」エルフの娘は辺りを見回した
「おっと逃がさねぇぞ!」山賊はエルフの娘を掴まえた
「は、離せえぇ」
「お前等ぁ!!俺と一緒に網かけろ!!」
「くぅぅ」エルフの娘は必死に抵抗している
「ひゅひゅー大成功かぁ~」
「縄もってこい縄ぁ!」
「おい!気球に乗ってる奴なんか騒いでんぞ?」
「放っとけ!」
「お前ら!触るな!」
「おいおい暴れんなよ。もうお前は捕まってんだ大人しくしろ!」
「ウヒヒヒ薬打っちまうぞ?」
「おぅ早く打て暴れてしょうがねぇ」
「や、やめろお!」
「おい!見ろよ気球から1人落ちたぞ!」
ドサーーー!!
「あの高さから落ちちゃ只じゃ済まんだろう…馬鹿だな」
「ハァハァ…くぅ」エルフの娘は力が出せない…
「わっぱ掛けろわっぱ!」
「おい!こいつは上玉だぜ?」
「んーーーんーー」エルフの娘は口を縄で塞がれた
「おい担ぐぞ!手を貸せ」
「ンフッンフッ」エルフの娘は必死に抵抗して居るがもう力が出ない
「すげぇこりゃかなり若いエルフだ」
「お前傷つけんなよ?」
「お、おい!落ちてきた奴動いてんぞ」
「ずらかるぞ!!早く来い」
山賊達はこの手の拉致に手慣れていた
あっという間にエルフの娘を動けなくして連れ去った
上空では…
「エルフの娘!!危ない!!逃げろおお」
「え!?ど、どうしたの?」
「僧侶!気球の高度を下げてくれ!」
「う、うん」
僧侶は慌てて球皮の熱を抜いた…徐々に高度が下がる
「くそ!間に合わない!」
「そんなに早く動かないよ~」
「飛び降りる!砂漠の町の宿屋で待っててくれ!」
「え?あ…だめ!!まだ高いよぅ~」
「飛ぶ!!」
後の事は考えなかった…何故なら僕の体は少々の事が有っても大丈夫な事を知って居たから
「あああ!待って~…」
「言われた通りにするのじゃ…ここは危ない」
「騎士ぃぃぃぃぃ」
無情にも気球は風に乗ってどんどん西へ流れて行く
落下
大丈夫!!イケる!!しっかり踏ん張れ!!
ドサーーーー
「がはぁ」…落下の衝撃でどこかの骨が折れる音がした
(ぐぅ…間に合うか…)
「お、おい!落ちてきた奴動いてんぞ」
(足が思うように動かない!!折れたか?)
「ずらかるぞ!!早く来い」
「待て!!」…くそう!!右足が変な方向に曲がってる…
騎士は足を引きずりながらエルフの娘を追った
「おい!あいつ追いかけてくるぞ」
「……」エルフの娘は既に意識を失っている
「アレを使え!」
「アレっすか!」山賊の一人は煙玉を使った
モクモクモクモク
「なんだ?くそ前が…見えない…」
「よし!こっちに来い!」
「待てええぇぇ!!くそう」
「撒いたか?」
「ウヒヒヒあさっての方向に走っていったぜ・・」
「どこ行った!?」
「くそう!!エルフの娘…」
「うおおおおおぉぉぉ…どこだぁぁぁぁ!!?」
更新日:2023-03-18 11:57:47