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夜
川の近くは意外とシカなどの動物が水を飲みに来る
焚火の明かりがあると近付いては来ないが…そういう動物が落ち着いて居るのは安全な証拠だ
「この薪は全部使って良いから気付いた時に入れてね」
「寝てたら気付けないよ?」
「まぁ気付いた時で良いさ」
「ねぇ勇者ってさ~…あ!!思い出した~指令に続きがあったんだ~」
「ん?」
「指令はねぇ~全部で7つあるんだ~ウフフ」
「あぁ聞かせてくれるかな?」
「だめぇ~~それは秘密なの~私が順番に指示する~」
「分かったよ…」
「指令5…身分を詐称する事…ってどういう事かなぁ…」
「あぁ隊長が勇者である事を隠せって言ってたな」
「なんでかなぁ?勇者って名乗るとやっぱり面倒が起きる?」
「ん~どうかな…でもわざわざ名乗る必要もないかな」
「じゃぁ名乗る必要が有る時は何って名乗るの~?」
「それは適当に…」
「よし!!私が決めてあげる~そうだなぁ…」
ヒヒ~ン ブルル 馬が話しに加わりたさそうにしている
「そうだ!馬に乗ってるから騎士にしよう!かっこい~~どう?気に入った?」
「あ、あぁ…まぁそれで良いよ」
「私は姫で良いかな~?ねぇ」
「ぃあ…君はは僧侶で良いよ」
「なんかズル~い面白くない~~…あれ?ポケットに何か入ってる~なんだろ~」
「んん?」
「あ!!忘れてた~コレ騎士の持ち物…指輪と豆かな?ハイ…」
「これは…囚人の指輪と…なんだこれ?」匂いを嗅いでみた
「うわ~犬みた~い」
「豆では無さそうだ…でもありがとう僕が持っておくよ」
「その指輪ってどうしたの?大事そうに握り締めてたよ?」
「あの囚人が僕によこした物だよ…僕にもどうして渡されたかよく分からない」
「へ~そうなんだ~でもさぁ~なんかその話退屈~他の話にしよ~よぅ」
「…」(話が噛み合わないけれど…この子のペースはキライじゃないかな)
「例えばさ~明日何食べるとかさ~夢のある話をね…」
(なんだか僕も楽しい…ずっと一人だったから)
騎士と僧侶は林道をひたすら北に
馬に乗ったり…歩いたり…狩りをしたり
そんな旅を続けながら5日程経過した
馬に揺られながら僧侶はダダをこねていた
「もう飽きた飽きた飽きた飽きた飽きた飽きた飽きたあああああ」
「……」
「あとどれくらい?」
「さっきから3分くらいしか経ってないよ」
「また野宿かなぁ…暗くなって来たよぅ」
「もうすぐ付くよ」
「もうチョッとさー元気が出る気の利いた言葉が欲しいな~」
「よし…今日はごちそうをお腹いっぱい食べよう!」
「たべるううううううううううううう」
「あったかいベットで一緒に寝よう」
「ねるうううううううううううううう…う???一緒に?」
「ははは掛かったな…だんだん君の扱い方が分かってきたぞ」
「ギッタギタのボッコボコにするよ?…ウフフ」
「あのね…あ!!林の隙間に光が見えた」
「え!!わーい!どこどこ~?見えな~い」
「ちょちょ…縄で縛ってるんだからあんまり騒がないで…」
「きたああああああああ!!みえたあああああああ!!」
川の近くは意外とシカなどの動物が水を飲みに来る
焚火の明かりがあると近付いては来ないが…そういう動物が落ち着いて居るのは安全な証拠だ
「この薪は全部使って良いから気付いた時に入れてね」
「寝てたら気付けないよ?」
「まぁ気付いた時で良いさ」
「ねぇ勇者ってさ~…あ!!思い出した~指令に続きがあったんだ~」
「ん?」
「指令はねぇ~全部で7つあるんだ~ウフフ」
「あぁ聞かせてくれるかな?」
「だめぇ~~それは秘密なの~私が順番に指示する~」
「分かったよ…」
「指令5…身分を詐称する事…ってどういう事かなぁ…」
「あぁ隊長が勇者である事を隠せって言ってたな」
「なんでかなぁ?勇者って名乗るとやっぱり面倒が起きる?」
「ん~どうかな…でもわざわざ名乗る必要もないかな」
「じゃぁ名乗る必要が有る時は何って名乗るの~?」
「それは適当に…」
「よし!!私が決めてあげる~そうだなぁ…」
ヒヒ~ン ブルル 馬が話しに加わりたさそうにしている
「そうだ!馬に乗ってるから騎士にしよう!かっこい~~どう?気に入った?」
「あ、あぁ…まぁそれで良いよ」
「私は姫で良いかな~?ねぇ」
「ぃあ…君はは僧侶で良いよ」
「なんかズル~い面白くない~~…あれ?ポケットに何か入ってる~なんだろ~」
「んん?」
「あ!!忘れてた~コレ騎士の持ち物…指輪と豆かな?ハイ…」
「これは…囚人の指輪と…なんだこれ?」匂いを嗅いでみた
「うわ~犬みた~い」
「豆では無さそうだ…でもありがとう僕が持っておくよ」
「その指輪ってどうしたの?大事そうに握り締めてたよ?」
「あの囚人が僕によこした物だよ…僕にもどうして渡されたかよく分からない」
「へ~そうなんだ~でもさぁ~なんかその話退屈~他の話にしよ~よぅ」
「…」(話が噛み合わないけれど…この子のペースはキライじゃないかな)
「例えばさ~明日何食べるとかさ~夢のある話をね…」
(なんだか僕も楽しい…ずっと一人だったから)
騎士と僧侶は林道をひたすら北に
馬に乗ったり…歩いたり…狩りをしたり
そんな旅を続けながら5日程経過した
馬に揺られながら僧侶はダダをこねていた
「もう飽きた飽きた飽きた飽きた飽きた飽きた飽きたあああああ」
「……」
「あとどれくらい?」
「さっきから3分くらいしか経ってないよ」
「また野宿かなぁ…暗くなって来たよぅ」
「もうすぐ付くよ」
「もうチョッとさー元気が出る気の利いた言葉が欲しいな~」
「よし…今日はごちそうをお腹いっぱい食べよう!」
「たべるううううううううううううう」
「あったかいベットで一緒に寝よう」
「ねるうううううううううううううう…う???一緒に?」
「ははは掛かったな…だんだん君の扱い方が分かってきたぞ」
「ギッタギタのボッコボコにするよ?…ウフフ」
「あのね…あ!!林の隙間に光が見えた」
「え!!わーい!どこどこ~?見えな~い」
「ちょちょ…縄で縛ってるんだからあんまり騒がないで…」
「きたああああああああ!!みえたあああああああ!!」
更新日:2023-03-17 14:34:09