- 23 / 229 ページ
2.森の町
林道
始まりの国から北へ伸びる道を避けて勇者と僧侶の2人は林道を進んで居た
その方が人目に付きにくいからだ
食料を殆ど持って居ない2人にはその方が飢えずに済む
今はまだ日が有って明るいが…少しづつ暗くなり始めて居た
(馬が疲れてきた様だ…少し速度落とすか)
(日が暮れる前に寝床を探さないとなぁ…野宿になるかな…どうしよう…)
「ぐう…すぴーーーー」
(余程疲れていたのかな…)
ぐぅぅぅ…空腹で腹の虫が鳴いた
(朝から何も食べてないな)…カバンの中を手で探った
(乾し肉とパンだけか…2人だと今日の分しか無い)
「ううぅぅん…たいちょー…むにゃ」
(紐で縛られてると下手に動けない…う~ん…)
サラサラと流れる川の音が聞こえて来る
(川が近い…よし魚が取れる…今晩の寝床はそこにしよう)
川辺
やわらかい土の上に僧侶を横にし…勇者は魚を獲って居た
「ふぁあ~~あ~んんんんあれ~?ここどこだろ~」
「お!起きたかい…よっし!!捕れた」
「なんかチョッと暗いかも~ここはどこ~?」
「あぁもうすぐ日が落ちる…今日はここで野宿だよ」
「ふ~ん今何してる感じ~?」
「魚捕ってる」
「なんか楽しそ~う私もやろっかな~ウフフ」
「日が暮れる前に火を起こそう…手伝って」
「何すればいいの?」
「火魔法とか使えないかな?」
「オッケーやってみる」
「そこの枯葉に火を付けてみて」
「できるかな~?火魔法!」…とても小さな炎が一瞬光った
「お!十分!フーーーフーーーー」…少しづつ炎が大きくなって行く
「私天才かも~ウフフ」
「僕は魔法が使えないから火をおこすのにいつも苦労するんだ」
「火魔法はじめて使った~ウフフ」
「コレでよしっと…ちょっと木を集めてくるから暖まってて」
「オッケー」
勇者は付近に落ちている倒木を帯剣で細かくして薪を作って居た
「こんなもんかな…これだけ有れば一晩持つ筈…」
「あれ?僧侶何処行ったかな…お~い」
パチャパチャと水しぶきの音
「お~い僧侶~…あ!」
「あ!だめええええ!来ないで~~~見ないで~~」
「ごごごめん…あっちで待ってる」
(そうか・・暗くなる前に水浴びしておかないと入れなくなるもんな)
(大人しく魚でも焼いておこう…)
数分後…
「戻ったよ~あ~サッパリした~」
「おかえり」
「さっきは見たでしょ~~へんた~い」
「いやそんなつもりは無かったんだ…此処に居なかったから心配でさ…」
「あれ~?コレって寝床になるの~?それとも馬の餌?」
「やわらかいあ草でベットの変わりだよ…明日の朝には馬の餌にもなる」
「すご~いウフフ~なんか頭良いね~」
「そろそろ焼けたかな?」焼き魚の香ばしい匂いがしてきた
「良い匂い~お腹空いてきたかも~ウフフ」
「焼き魚と乾し肉とパンだ…木の実もある」
「ごちそうだぁ~いただきま~す」パクパク モグモグ
「今日は沢山食べて明日に備えよう」
「なんふぁ…すふぉく楽ふぃ~ウフフ」
「じゃぁ僕も頂きます」
始まりの国から北へ伸びる道を避けて勇者と僧侶の2人は林道を進んで居た
その方が人目に付きにくいからだ
食料を殆ど持って居ない2人にはその方が飢えずに済む
今はまだ日が有って明るいが…少しづつ暗くなり始めて居た
(馬が疲れてきた様だ…少し速度落とすか)
(日が暮れる前に寝床を探さないとなぁ…野宿になるかな…どうしよう…)
「ぐう…すぴーーーー」
(余程疲れていたのかな…)
ぐぅぅぅ…空腹で腹の虫が鳴いた
(朝から何も食べてないな)…カバンの中を手で探った
(乾し肉とパンだけか…2人だと今日の分しか無い)
「ううぅぅん…たいちょー…むにゃ」
(紐で縛られてると下手に動けない…う~ん…)
サラサラと流れる川の音が聞こえて来る
(川が近い…よし魚が取れる…今晩の寝床はそこにしよう)
川辺
やわらかい土の上に僧侶を横にし…勇者は魚を獲って居た
「ふぁあ~~あ~んんんんあれ~?ここどこだろ~」
「お!起きたかい…よっし!!捕れた」
「なんかチョッと暗いかも~ここはどこ~?」
「あぁもうすぐ日が落ちる…今日はここで野宿だよ」
「ふ~ん今何してる感じ~?」
「魚捕ってる」
「なんか楽しそ~う私もやろっかな~ウフフ」
「日が暮れる前に火を起こそう…手伝って」
「何すればいいの?」
「火魔法とか使えないかな?」
「オッケーやってみる」
「そこの枯葉に火を付けてみて」
「できるかな~?火魔法!」…とても小さな炎が一瞬光った
「お!十分!フーーーフーーーー」…少しづつ炎が大きくなって行く
「私天才かも~ウフフ」
「僕は魔法が使えないから火をおこすのにいつも苦労するんだ」
「火魔法はじめて使った~ウフフ」
「コレでよしっと…ちょっと木を集めてくるから暖まってて」
「オッケー」
勇者は付近に落ちている倒木を帯剣で細かくして薪を作って居た
「こんなもんかな…これだけ有れば一晩持つ筈…」
「あれ?僧侶何処行ったかな…お~い」
パチャパチャと水しぶきの音
「お~い僧侶~…あ!」
「あ!だめええええ!来ないで~~~見ないで~~」
「ごごごめん…あっちで待ってる」
(そうか・・暗くなる前に水浴びしておかないと入れなくなるもんな)
(大人しく魚でも焼いておこう…)
数分後…
「戻ったよ~あ~サッパリした~」
「おかえり」
「さっきは見たでしょ~~へんた~い」
「いやそんなつもりは無かったんだ…此処に居なかったから心配でさ…」
「あれ~?コレって寝床になるの~?それとも馬の餌?」
「やわらかいあ草でベットの変わりだよ…明日の朝には馬の餌にもなる」
「すご~いウフフ~なんか頭良いね~」
「そろそろ焼けたかな?」焼き魚の香ばしい匂いがしてきた
「良い匂い~お腹空いてきたかも~ウフフ」
「焼き魚と乾し肉とパンだ…木の実もある」
「ごちそうだぁ~いただきま~す」パクパク モグモグ
「今日は沢山食べて明日に備えよう」
「なんふぁ…すふぉく楽ふぃ~ウフフ」
「じゃぁ僕も頂きます」
更新日:2023-03-17 23:44:59