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城門前

そこでは精鋭兵が衛兵を率いて偽勇者捜索隊を編成していた

「馬の準備はまだか!?」

「6頭しか許可されませんでした」

「んむ?これは馬の蹄の跡か?おい衛兵!!誰か分からんか?」

「…分かりません…争った跡の可能性もあります」

「ここで争うと人目に付くだろう…まてよ…人目か」(このまま北に行けば人目には付かんな)

「そうですね…」

「ようし!2名は乗馬して北にある森の街まで行って捜索しろ」

「ハッ」

「もう2名も乗馬し西の国境まで捜索」

「は」

「次の2名も乗馬して南の港町へ向かって捜索しろ」

「ういさ」

「10名は徒歩で城周辺と町の捜索に当たれ…すこし離れの林も含めて捜索だ」

「ハイッ」

「残りの者は馬と馬車を調達してきてくれ」

「乗馬組みは伝書鳩を忘れるな!!手がかりを見つけたら早々に飛ばせ!」

「では散開!!」


その様子を女隊長は遠くから眺めていた

フフ上手く逃げろよ勇者…縁が在ったら又会おう…



2章 森の町へ続く…

更新日:2023-03-17 11:28:57

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