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15.手掛かり

中立の国のとある倉庫

そこでは囚人と商人が新型の気球を組み立てようとしていた


「材料が入ったぞ」

「よし!じゃぁこの図面の通り組み立てて欲しい」

「あぁぁぁぁ…商人立ったらダメ~ェ…」

「ハハ少しくらい平気さ」

「こでれ最後だな?」

「そうさ…これで完成だよ」

「商人!!座ってて~~」

「じゃぁ僕は古文書の解読に専念するかな…また凄い事を発見したんだ」

「今度はなに~ウフフでもわたしには理解できないかなぁ~」

「見てよこれ…祈りの指輪っていう項」

「えーっと?他人から魔力を吸う?…そんな感じの絵だね~」

「その後だよ…他人から命を吸うとも書いてある」

「へぇ~魔女の指輪の事かなぁ?」

「この指輪は他人からあらゆる力を吸えるらしい…製法はエルフの秘伝だってさ」

「じゃぁエルフの長老とかが知ってるかもね~」

「古代の魔術師達はこの指輪で魔物達から魔力を吸ってたみたいだ」

「ねぇ商人?少し休憩すれば~?」

「大丈夫だよ」

「もうわたしよりずっと体重軽いよ~?」

「やる気が出てる最中なんだ…回復魔法してくれれば良いよ」

「回復魔法!」


そこに現れたのはど派手な格好をした女海賊

商人達は海賊王の元に戻った女海賊と一緒に行動していた


「はぁ~い♪」

「女海賊か丁度良い所に来た…手伝え」

「わたしは忙しいの!!」

「あ!!ねぇねぇ~女海賊~眼帯変えたの~?」

「パパが変えろってうるさくってさぁ…わたしはハート型が良かったのに」

「キャプテンって感じ~ウフフ似合ってるかも~」

「やぁ女海賊!調子はどうだい?」

「中立の国の外の海域はもうわたし達の物だよ…海路の封鎖は完璧!!」

「順調だねハハハ通った商船は全部奪って良いよ…民間船は通してあげてね」

「海路の物流を止めてしまって良かったのかい?」

「良いよ…どうせ王国は僕に泣きついて来る…そこで君のパパ海賊王が運搬役になれば良いのさ」

「バレないかな?」

「気球で襲撃する君達と船の海賊王が繋がってるとは考えにくいんじゃないかな?」

「気球はまだ有る?」

「買い占めた気球が大量にあるよ…全部持っていくかい?」

「帆付きなら全部貰う」

「じゃぁ囚人を少し手伝った方が良いかなハハ」


「おい!!女海賊!!手伝って行け…」

「ダメダメェ~わたしはこれから弓矢の仕入れに行くの!!」

「帆付き気球と弓矢はセットになってる…手伝え!」…囚人は女海賊の手を掴んだ

「間違った煙玉と閃光玉だった」

「それもセットだ」…囚人は無理矢理女海賊を引っ張る

「ちょちょちょ…ちょっとぉぉぉ~」


翌日

「じゃぁ気球全部貰うね!!」

「フン!!お前が作った分はお前の物だ」

「アレ?奥にある変な形の気球は?」

「アレは僕達の気球だよ…砂漠の砂嵐でも飛べるように改造してるんだ」

「超かっこいい!!もう一つ作って?わたしも欲しい」

「作戦が全部済んだら君にあげるよ」

「キタコレ!!聞いたよ!!約束だかんね!?」

「約束してあげるよ」

「おい!むさくるしい奴らを早く連れて行け」


むさ苦しい奴らとは女海賊の手下どもの事だ

彼女を慕い集まった海賊共である


「野郎共ぉ~~気球に乗り込めぇ~~!!」…元気よく指示を出す女海賊

「おう!!」


彼女は手下共を率い海では無く空を自由に活動する空飛ぶ海賊となっていた


「さぁ僕達は商人ギルドに戻ろう!」

「は~い」

「商人背中に乗れ…」

「いつもすまないね囚人…」


商人ギルド

ブルルルル ヒヒ~ン

「あっ!!あの馬は!!盗賊さんが帰ってきてる~」

「お!!?」

「よう!!待ってたぜ?どこ行ってたんだよ」

「盗賊!!やっと帰ってきたか」

「しかし商人…お前痩せたな?体は大丈夫なのか?」

「大丈夫さ」

「ねぇ盗賊さん?騎士はどうだった?」

「あぁ良い男だった…最高の弟子だ」

「うわぁ~ん…わたしも会いたいよ~ぅ」泣き出す僧侶

「まぁまぁ…中に入って話そう」

「そうだね今日はもう商人ギルドを閉めよう」

「商人はベットに運ぶぞ?良いのか?」

「あぁそうして」

更新日:2023-03-24 08:39:10

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