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doré
光の塊達を見回して、赤毛の妹が狼狽えている。
「こ、コイツら…なんでっ!」
甥っ子はというと、嬉しそうな面持ちでオーブと戯れている。
やはり『彼女』の息子だ、と言った処だろうか。
「構わず行きますよ、アイリス。」
「なっ…今はナルシアだと……」
「いえ、この先は『アイリス』です。」
赤毛の妹を見もせずに、扉に手をかける。
ナルシアも、あまり見られたくは無いだろう。
状況を察し、顔色を変えてたじろいでいる所などは…。
恐らく色々な思いが渦巻いている筈だ。
「…問題ありませんから。シアンの手を握って差し上げて下さい。後は、この子らが導いてくれますので。」
満足げにオーブ達が飛び回った。
「こ、コイツら…なんでっ!」
甥っ子はというと、嬉しそうな面持ちでオーブと戯れている。
やはり『彼女』の息子だ、と言った処だろうか。
「構わず行きますよ、アイリス。」
「なっ…今はナルシアだと……」
「いえ、この先は『アイリス』です。」
赤毛の妹を見もせずに、扉に手をかける。
ナルシアも、あまり見られたくは無いだろう。
状況を察し、顔色を変えてたじろいでいる所などは…。
恐らく色々な思いが渦巻いている筈だ。
「…問題ありませんから。シアンの手を握って差し上げて下さい。後は、この子らが導いてくれますので。」
満足げにオーブ達が飛び回った。
更新日:2022-11-29 10:43:39