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板そば(山形県)

挿絵 700*467

山形県内陸部で広く食べられている郷土料理です。

新潟県の「へぎそば」に似た木製の器に盛られていますが、そばには布海苔は使われておらず、全くテイストが違います。黒っぽいそばは、太くて強烈な腰の強さが特徴です。つゆは、だしで割った薄めの味付けであり、そば全体をそばつゆに漬けて食べるのが、山形そばの正しい食べ方とされています。

ざるではなく板や木箱に入っているのは、昔大きな長い板や木箱にそばを盛り付け、農作等の共同作業や集会後に振舞ったのが由来とされている。大人数で食べることを想定しており、また一緒に食べた人との関係が「ざる」からこぼれ落ちず「板」につくようにとの思いが込められています。

更新日:2022-10-28 18:18:53

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