人類は賢かった。
なんかもうすごい賢過ぎて、なんかすごいアレで、すごいアレやって、ついでに貨幣というのを誕生させ、新しい交換様式を確立させた。そりゃあもうすごいよ。

この話は、そんなすごいアレがあったあとのアレである。



店員「いらっしゃいませ」
客「いらっしゃいましたよ」

店員「商品をお預かりしてもよろしいでしょうか」
客「いらっしゃいましたよ」

店員「……お預かりしてもよろしいです？」
客「いらっしゃいましたよ」

店員「……」

客「いらっしゃいましたよ。フリーザさん」
店員「お前じゃないのか……」

客「ぶるぅあああ……よぉ……兄弟……」
店員「キャラクターがブレ過ぎだろ」

客「カカロット……？　カカロットォオオオオオオオオ！！！！！」
店員「チョコになっちゃえ～～～！！！！！！」

客「会計お願いします」
店員「はい」




店員「ピッコロのチョコレートが１点、ギャラクシードーナッツが１点、マグロの目玉の黒い部分についていたハエが１点、お前がむし取った髪の毛が３００本、ジョージオーウェルの小説が１点で、１９８４円になります」

客「髪の毛も値上がりしましたね」
店員「えぇ。最後の３００本だったんですけど、どうしてくれます？　どう責任取ります？」

客「結婚します」
店員「そういう問題じゃねぇよ」

客「産みます」
店員「そういう意味でもねぇよ」

客「辞任します」
店員「髪の毛を返せって言ってんだよ」

客「髪の毛がない……これもＳＤＧｓですね！」
店員「殺すぞ」



客「じゃあ払いますよ。払えばいいんだろ」
店員「どういう立場なんだよお前」

店員。この時、激震が走る。

客「じゃあ……２０００円で払おうかな」

なぜかわかるだろうか。否、おおよその読者は私の作った作品のほとんどを理解することは不可能だろう。ウチの猫が言ってた。
説明しよう。
２０００円支払うということは、２０００円支払うということである。つまり、２０００円を出すことによって２０００円分支払ったということになり、環境問題はセクシーに解決が可能であり、メンタリストは詐欺師なのである。
ちなみに、なぜ作者が泉のアホとメンタリストのチンコ野郎をいじるのかというと、他人の不幸と不祥事が大好物だからである。

店員「２０００円……あの、細かいのはございませんか？」

客。この時陣痛が走る。
彼が財布の中に忍び込ませた３０年未使用の穴あき避妊具が鈍い音を立て、無料餃子引き換え券が２ｃｍほど裂けた。
誤解がないように説明しておくのだが、この客は３０代前半の男であるが、今度のセンター試験には絶対に出題されないので注意が必要だ。
ちなみに、彼は男であるために陣痛は生まれないのだが、彼は下半身が疼いてしまう忍者とは全く無関係であり、北海道出身のメロンである。

客「細かいの……そうですねぇ……」

店員。この時しまったと思った。
なぜなら、客が小銭の中をＡＶで覚えた『女の人がイク方法』のようにガチャガチャと掻きまわしはじめたからだ。ちなみにこの財布は男の手マンによって潮を吹いてしまい、２秒後に妊娠してしまった。つまり、この財布は沖縄出身のサトウキビである。
ちなみに、この箇所は次の期末テストに出るので覚えておかないと９９点分損する。

客「じゃあ……２０００円じゃなくて、２００４円にしよっかな」

店員「かしこまりました。あっ、ところで袋はいります」

客「チョコレートがカカオ豆に戻ったのでお願いします」

店員「かしこまりました。追加で１００円です」

客。この時師走が走る。
ちなみに、この作品の世界における月日は３月であるが、表現としては１２月である。しかし今月は７月であり、来月は８月になる。つまり、今月は７月なのだが、実は８月は某宗教団体なのであり、ビッグマザーなのである。

客「お会計はいくらになりますか」

店員「２０８４円です」

客「しょうがねぇなぁ。じゃあ２０００円超えるなら……３０００円出しちゃおっかな」

店員。この時、精通を迎える。
ちなみにおねショタで抜くととても濃い精液が出るのだが、少子化には微塵も影響がないので無駄な自慰は控えるべきである。恥を知れゴミカス。

店員「３０００円ですか……」

客。この時、店員の視線を感じる。
店員は無言で他社の圧を利用している。すなわち、細かい硬貨を出すことは周りの客の会計にとって迷惑であり、「電子マネーも使えない戦闘力たったの２か……ゴミが」とラディッツが言っていた気がするが、実はラディッツはラディッシュが元ネタなのである。また読者の賢さが上がってしまい、作者としては悔しいばかりである。

客「えぇ。３０００円です。支払いますよ。お望みどおりに」

店員「そうですか。では精算機でどうぞ」



この時、二人に宇宙が広がる。



客「君が犯人だね」

店員「そうだよ」



ー完ー