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夕飯を外食で済ませた後、サラを駅前タワービル最上階まで無事送り届けると、大神家は自宅でゆったりと一日の終わりを過ごしていた。
塁は明日の授業の予習と課題をこなしており、終わったら風呂に入って寝るだけだ。
同じ頃、リビングでは父親と母親がぬゑさんを交えて軽い飲み会を開いていた。
3人とも本日は手酌で、この日のためにちょっちお高い銘柄の日本酒の一升瓶が、テーブルの真ん中にどぉ~んと据えられている。
両親は幾分ほろ酔い気味で、つまみを食べながら、これでもう後のことは心配いらないねと言ってニコリとする。
ぬゑさんも笑顔を絶やさず、2人の話に黙って頷いていた。
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ライトノベル『隣街「異世界」』の連載5回目です。
物語の導入部がそろそろ終わりに近づき、異世界への入り口、そのキッカケが少しずつ見えてくるようになりました。
これからダイナミックに、塁の日常が大きく様変わりします。
物語を作っていて、ホンとワクワクしながら筆を進めております。
どうぞヨロシク!
更新日:2024-01-31 00:39:31