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ソフトめん

挿絵 680*454

ソフト麺とは、正式名称「ソフトスパゲッティ式めん」。
学校給食用に開発された麺で強力粉と食塩水で作られており、茹でても伸びにくい製法を目的にしていましたが、食感はその名のとおりソフトでした。
給食に使われる事を前提としているため、中力粉のうどんとは異なり「学校給食用強力粉(ビタミンB1やB2を添加して栄養強化されたもの)」が使用されています。
ビニール袋に個別包装されたものを、各自が袋から出しソースに絡めて食べる。

ソフト麺が初めて採用されたのは1960年代の東京都で、当時パンのみであった学校給食の主食を増やすために開発されました。関東地方、中部地方と中国地方の一部の地域に広がりました。
製法は強力粉に食塩水を加えて混捏して麺にした上で一度蒸して表面を糊化させた上でメーカーで茹でて製造している。表面が糊化しているため、うどんや素麺に比べ伸びづらく消化がよい。スパゲッティやうどんにも使われた。

東京都では2015年に学校給食会において「規格外」とされ、定番メニューからは外れている。

更新日:2022-05-05 08:02:39

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