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ハム・ソーセージ

挿絵 800*450

ハム・ソーセージなどの加工品は、素材が輸入肉である場合は人口飼料や抗生物質の使用などの危険性に加えて、多種多様な化学物質が使われている。

スーパーなどで販売されている大手食品メーカーの多くの製品には、リン酸塩(Na)、たん白加水分解物、調味料(アミノ酸)、ガゼインNa、発色剤(亜硝酸Na)、酸化防止剤(ビタミンC)、カルミン酸色素、くん液など、添加物のオンパレードである。

それぞれの添加物はJAS(日本農林規格)で使用が認可されており、個々の使用量は許容量以下であるかもしれないが、それぞれ発ガン性などが指摘されており、全く健康に影響がないという物質ではない。それらを含んだいろんな食品を日常的に摂取して体内に蓄積された場合の影響は合計の摂取量と体力の個人差もあり、一概には判明できない。

ハム本来の製造法は酪農が盛んな北イタリアを中心に、長期保存するために塩や香辛料を使って塩蔵すことが基本である。ところが製造には数ヶ月から数年もの日数が必要で、日本の工業的な大量生産は促成製法である。プレスハムに至っては、細かな肉片を押し固めた本来の製造法とはかけ離れた「何ちゃって」ハムなのである。

スーパーで買うなら「無塩せき」と表示された製品がある。 「無塩せき」とは、塩などの調味料に原料肉を漬け込む過程で、亜硝酸ナトリウムなどの発色剤を使用しないこと。無塩せき=添加物を一切使用しないという意味合いではありません。

他にもクラフトショップ的な小さな工房で作られている製品に添加物不使用もあるので、原材料をよくチェックしてから選ぼう。

更新日:2022-03-11 09:14:09

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