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ポテトチップス

挿絵 460*345

人気のスナックであるポテトチップスには、輸入作物の農薬などの心配の他に、高温の油であげる際に発生する、発ガン物質であるアクリルアミドの害がある。
アクリルアミドができる主な原因は、原材料に含まれているある特定のアミノ酸と糖類が、揚げる、焼く、焙るなどの高温での加熱(120℃以上)により化学反応を起こすためと考えられています。

アクリルアミドは、炭水化物を多く含む原材料を高温で加熱調理した食品に含まれる可能性があります。例えば、ポテトチップス、フライドポテトなど、じゃがいもを揚げたスナックや料理、ビスケット、クッキーのように穀類を原材料とする焼き菓子などに、高濃度に含まれていることが報告されています。

加熱していない生の食材にはアクリルアミドは含まれていません。また、加熱調理した食品でも茹でたり、蒸したりした食品にはアクリルアミドが含まれていないか、含まれていても極微量であることが報告されています。

日本では、食品に含まれているアクリルアミドについて、食品衛生法等に基づく基準値等は設けられていません。また、海外でも食品に含まれているアクリルアミドの規制を行っている国、地域はごく限られています。

更新日:2022-05-18 11:42:37

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