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ココス(COCO'S)

挿絵 275*183

外食産業のゼンショーグループの完全子会社で、全国展開しているファミリーレストランで、元々は、アメリカのファーウェストサービスインク(現:ココスレストランズインク)のレストラン事業のブランドネームであった。

日本では、茨城県の食品スーパー・カスミのフード・外食部門を手がけていた株式会社ろびんふっど(1978年設立、後にココスジャパンに商号変更)が、ファーウェストサービスインク社からのライセンシーに基づくカリフォルニアスタイルのレストランとして、1980年(昭和55年)に1号店をオープンしたものである。

カスミグループ時代は、関東各地(特に本部のある茨城県や隣県の千葉県の郊外幹線道路などへのドミナント出店)で多数の店舗を展開していた。当初のココスは完全なアメリカンスタイルの食事を提供するレストランであったが、徐々にメニューが変更され、ハンバーグなどを中心とする日本型ファミリーレストランへと転換していった。

2000年(平成12年)、カスミの事業再編・スーパー事業への特化により、すき家などを運営するゼンショーグループにココスを含む系列のレストランと共に売却された。ゼンショーの傘下となったことに伴い、本社を東京都港区に移転した。

2002年(平成14年)にファミリーレストラン「CASA」の郊外型店舗120店を西洋フードシステムズから買収、うち105店をココスに転換。2007年(平成19年)には同じゼンショーグループのサンデーサンの運営するファミリーレストラン「サンデーサン」のうち関西・中国・九州の52店舗をココスに転換して店舗数を拡大した。

ゼンショーグループ再編に伴い、2019年9月1日付で日本レストランホールディングスの連結子会社となり、2020年2月20日付で、株式交換により同社の完全子会社となった。一部店舗では、朝食バイキングを実施している。
また、メキシカンレストラン「エルトリート」も展開している。

更新日:2022-03-02 14:55:18

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