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すかいらーく&ガスト

挿絵 480*360

九州のロイヤルホストと前後して、関東では「すかいらーく」の1号店が1970年(昭和45年)にを東京都府中市にオープンしています。最盛期には全都道府県に店舗展開をした唯一のファミレスとなりました。こちらでも「目玉焼きハンバーグ」が定番人気メニューとなりました。

現在は、(株)すかいらーくホールディングスが運営を統括しており、「ガスト」「藍屋」「ジョナサン」「バーミヤン」などのチェーン店を傘下に収めている。
創業者は横川4兄弟で、現在の西東京市ひばりが丘団地にオープンした食品スーパーの「ことぶき食品」であった。その後大型の総合スーパーが進出したことで「ことぶき食品」の経営を直撃。「大型店には勝てない」と判断してスーパー廃業を決めた。

他業態への転換を模索する中で、経営研究団体ペガサスクラブのアメリカ視察に参加し、ビッグボーイやデニーズを見学した。マクドナルドの日本への導入も検討したが、ライセンス契約に3億円かかると言われて断念。

アメリカでは既にモータリゼーションが進み、郊外型のレストランが繁盛している点に着目。郊外型のレストランである独自の「すかいらーく」をオープンした。
社名および店名には、ことぶき食品創業地の「ひばりが丘団地」と、1号店の所在地である府中市の鳥がヒバリであることにちなんで、英語のスカイラークを採用し、当初はカタカナ表記であった。

1974年には、埼玉県・神奈川県・千葉県に各30店舗を出店する「首都圏100店構想を発表し、1976年には「関東300店構想」を掲げて急速に店舗展開を進めた。1992年、バブル崩壊後当時の低迷を打開すべく、「ガスト」を低価格の新業態として東京都小平市に1号店を開店した。
その後、創業者一族の退任と組織改革を行い、2018年7月1日には、非上場の持株会社「株式会社すかいらーくホールディングス」に移行した。

更新日:2022-03-02 08:37:27

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