• 6 / 30 ページ

小麦

挿絵 500*334

パンや麺類の主原料が小麦である。ところが、その約9割を外国から輸入しています。輸入小麦は日本政府が買い付け、国内の製粉会社に売り渡す仕組みが取られています。

過去5年の平均流通量(2016~2020年)
国産小麦 82万トン
輸入小麦 488万トン
アメリカ(49.8%)、カナダ(33.4%)、オーストラリア(16.8%)で、この3カ国でほとんどを占めています。

小麦粉の国内生産量は、460万~470万トンで安定的に推移しています。麺類の生産量は、平成23年には、東日本大震災による即席麺の需要増等から増加しました。その後、冷凍麺や外食産業での消費増等により、平成30年は147万トンと増加し
ています。

輸入小麦に対して懸念されるのが、遺伝子組み換え作物、栽培時の農薬、収穫後のポストハーベストである。
2018年3月末に、消費者庁から「消費者の遺伝子組み換え表示の厳格化を求める声に対応した」として、GM(遺伝子組み換え)食品の表示厳格化の方向性が示された。現在は5パーセント未満の「意図せざる混入」であれば、「遺伝子組み換えでない」と表示できる。これは、0.9パーセント以上の混入があるすべての食品に、GM表示を義務付けているEUに比べて、混入率、対象品目ともに極めて緩い。

この表示義務の厳格化が2023年4月から施行されれば、「不検出」(実質的に0%)の場合のみにしか表示できないと、そこだけ厳格化したのである(違反すると社名も公表される)。

輸入される農作物にポストハーベスト農薬が使用されているのは、長距離輸送に耐えて品質を保ち、見栄えのよい状態を維持するためです。
日本では使用が禁止されていても、輸入品に関しては実質制限がないため、輸入農作物を食べることで農薬を体内に取り込んでしまっている可能性があるのです。

更新日:2022-02-12 11:05:01

  • Twitter
  • LINE
  • Facebook