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冷やし中華(日式涼拌麺)

挿絵 465*310

冷やし中華は、中国の「涼拌面(リャンバンミエン/冷やし混ぜそば)」をベースに考案された、日本発祥の中華料理(日式中華)である。

日本初の冷やし中華は1937年(昭和12年)、宮城県仙台市にある中華料理店「龍亭」で登場したと言われています。醤油と酢をベースにしたさっぱりとした酸味のあるスープ、野菜たっぷりで彩りの良い盛り付け。冷やし中華がもつこれらの特徴は、この時からのようです。

中国で、夏を感じる麺料理といえば「涼皮(リャンピー)」ではないだろうか。
日本では、馴染みがない人も多いと思うが、涼皮は、陕西(シャンシー)省発祥の小麦粉や米粉、デンプン等で作られた平打ち麺。実に2千年もの歴史があると言われている。「涼」という文字が入っているが、日本の冷やし中華のように氷でしめる事はなく、むしろ常温が基本である。中国は生水が衛生的でない上に、冷たい飲食物は体を冷やすので良くないという考えが一般的で、麺を茹でた後は団扇などで扇いで冷ます程度だそうです。

更新日:2022-02-07 08:55:42

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