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日式ラーメン

挿絵 800*533

ラーメンは中国が発祥ですが、現在の一般的な日本式のラーメンとは大きく違います。中国のラーメンは、あっさりとしたスープに柔らかめの麺が特徴で、昆布や鰹節などの和食で使うような材料は出汁に使いません。

中国で食べられている麺の種類は非常に多いが、中国全土で一般的に知られているラーメンに「蘭州拉面」というものがある。これは中国中部の蘭州を本場とし、澄んだ色の牛ベースのスープにコリアンダーなどのスパイスの風味が効き、手打ちのやわらかい麺が特徴のラーメンだ。

東京のラーメン店の元祖とされるのが、浅草の「來々軒」で、創業は1910(明治43)年のことである」。
スープに関しては、鶏と豚と野菜を使用した清湯スープで、配合は時代により変化しており、鶏は当時、牛よりも高価な食材だったため、安価に手に入るのは卵を産み終わった親鶏でした。親鶏は肉としては硬いですが、ダシとしてはうま味が強く、現代のラーメン店でも好んで親鶏が使用されます。昭和初期には煮干しを加えていた時期もあるとのことです。醤油は創業当時から「ヤマサ醤油」の濃口醤油。ヤマサ醤油によると、当時は全て国産の大豆と小麦、食塩が使われていたそうです。

また、現在の中国で日式ラーメンとして広く認知されているのが豚骨ラーメンで、これは中国の料理方にはない、完全に日本式のラーメンです。

更新日:2022-02-06 11:11:15

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