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カレーラーメン

挿絵 640*360

日本人はカレーが大好きなので、カレー味のラーメンも存在する。ラーメン以外にもカレーうどんやカレー南蛮そばなど、他の麺類でもカレーを使った麺類はおなじみであるが、これは明確なジャパニーズスタイルだ。

そもそも中国では、ご飯に料理を載せるカレーライスや丼物のような食べ方を好まず、また多くの料理が中華鍋で強火で炒める調理法が多く、弱火でコトコト煮込むような調理法はなじまない。
過去に日本からいくつかの大手カレーチェーンが進出したことがあったが、数年の内に撤退を余儀なくされている。

日本では各地で同時発生的に誕生したと考えられている。
■新潟県発祥説
新潟県三条市にあったラーメン店「東京亭」の店主が、昭和初期に東京・向島の修業先の食堂から持ち帰ったのが始まりとされる。同じく三条市内にある「大黒亭」が発祥との説もあり、同店の初代が戦前に東京のレストランで働いていた時に食べたカレーにヒントを得たとされている。
■北海道発祥説
1965年に苫小牧市の「味の大王」で、札幌でブームとなった味噌ラーメンに対抗するために始めたのが最初とされる。
■千葉県発祥説
1955年に千葉県小見川町(現:香取市)で開店した「実之和食堂」が当初から定番メニューとしてカレーラーメンを提供している。

更新日:2022-02-07 09:40:05

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