• 24 / 45 ページ
レ「ここにいればいいじゃないか。部屋はどうせ貸し切られてるんだ。ユースのそばの方がいいのか?」
チェ「どこにいようが、ユースと会える時間なんて同じくらいに限られてるわ。秘書にでもならない限りはね」
チョ「お前、奴の秘書じゃないのか」
チェ「まさか、出来るわけないでしょ。あのスケジュールを管理するのよ。あいつは今や、政治家みたいなものなんだから」
レ「好きでやってるんだ、放っとこうぜ。チョース、そのポテトサラダ、取ってくれる?」

 ペットボトルのスポーツ飲料を飲みながら、レイクがそう言った。
 チョースが下を見ると、彼が立っている所の手前に、ちょうどそのカップ入りのサラダがあった。
 彼はレイクをにらんで怒った。
チョ「食うな、お前は食事制限中なんだ。誰がこんなもんバクバク食っていいって言ったんだ」
レ「許可がいるのか?食堂らしい所はあったけど、まだ人もいなくてさ。だってこれ、差し入れって書かれたカゴに入ってたんだぜ」




 それはパーティーで残った食料を、イシューが持ってきてスィートルームのテーブルに置いておいたものだった。
 少年らは昨夜はほとんど眠っているか、セックスしているかだけだったので、目を覚ました者が取りあえず夜食にでもするといいと思ったのだ。

 この迎賓館は客を泊めるための施設だったが、ホテルのように食事つきではなかった。建物内には客専用の調理人や、給仕役がいなかったのだ。
 あるのはただ寝るためだけの部屋で、食事は基地内のレストランや職員の食堂へ案内された。どのみち視察が目的で来る人達ばかりだったため、朝になれば基地のどこかの施設へ行ったからだ。

 今回のLショック作戦ではミミーが館内を貸し切りにしたので、他の客もおらず、食事については何も手配していなかった。
 レイクとチョースは第三研の職員だったし、チェリーは急きょここに泊まった形で予定には無かった。
 そういう事を面倒見るのはイシューの仕事になりそうだったが、ミミーからまだちゃんとした命令は下されていなかった。







 昨夜、探検から帰ってきたレイクとチェリーは、スィートルームに行って少しゴロゴロして過ごした。

更新日:2022-01-18 19:42:47

  • Twitter
  • LINE
  • Facebook

ORIGIN180E オリジナリズム編 12